名前な〜名前なまえ

いつだって何かを始める時には名前が必要な気がして名前を探す

名前が見つからなくて、名前を探すことに疲れて、何も始められないことも少なくないかもしれない

他の人が使っている名前はいつだってすごくセンスがあるように聞こえるし、自分で思いついた名前はなんだか間抜けに聞こえちゃう

名前なんて実はなんでもいいんだけど、だけど、ご挨拶というか、商品に手を出すか出さないか、クリックするかしないか、扉を開けるか開けないか、って時にはやっぱり大切だからつい考え過ぎてしまう。

一つの言葉でも、文章になっていても、なんでもいいんだけど、自分がやっていることすらうまく言葉にできないうちは、もしかしてしっくりくる名前なんて思いつかないのかもしれないな？

あと名前の難しい点として、分かりやすさを与えるかどうかみたいなことがある。わたしの場合は、たとえば、〇〇整体。なんとなく分かりやすく見える。だけど整体と名前がついているだけで、いわゆる整体（このいわゆる整体というものの定義も怪しいものではあるが）とはかなりちがっている気がしているし、体の話だけしているわけではないし、とはいえ、そんなことを大きな声で言って変な期待をさせるのもな、とか、知る人ぞ知るでいいんだしな、とか、余計なことばかり考えていて一向に前に進まないまま、別のトピックへと逃げるように、しかし無意識に頭がシフトして行くのが常だ。

始めなきゃ何もわからないんだけど、名前というのは、やっぱり、走る時のスニーカーのような、寝る時の枕のような、帰宅した時の部屋の空気のような、しっくりこないとどうも居心地が悪い気がしてしまって、いつだってこうして言い訳をたらたらと考えながら、昼寝してしまう。