ハイパープロジェクション演劇ハイキュー“はじまりの巨人” 4/28マチネ 初日

初めまして。ハイステと崇人くんが大好きなオタクです。今回はじまりの巨人を観てどうしても色々書きたくなったのでnoteを始めました。ネタバレを含むのでネタバレが苦手な方はご自身ではじまりの巨人をご覧になってから読んでいただけると幸いです。

ちなみにですがこのnoteは殴り書きです。初日マチネを観て駅のカフェで研磨の大好物アップルパイを食べながら頭を整理させています。まだ一回しか見てないので意見は変わるかもしれません。その辺ご了承ください。自己満足の文章です。

さて本題に入ります。今回、サブタイトルが“はじまりの巨人”になっています。個人的には“根性無しの戦い”が来ると思ってたし、きっとそう思ってた人が多いと思う。だって根性無しの戦いってすごくいい言葉。でも、公演を観て“はじまりの巨人”で間違いなかったと確信したんです。
小さな巨人とはまさに日向と中島のこと。今回のサブタイトルの“はじまり”という言葉には小さな巨人へのはじまりという意味もあるけど、精神的な巨人の意味が大きいのかな、と。
パンフレットで小坂くんも言っていたけれど、根性無しの戦いを得て大きくなっていく縁下と山口も含まれているのだと。ちゃんと描写もされてました。
縁下が日向に向かって「日向がはじまりの巨人になるってことじゃないかな」って言った時、日向は山口にボールを渡したんです。まさに次はお前の番だよ、と言うかのように。縁下は今回で1歩進むことが出来た。でも山口は逃げてしまったから。その後、縁下がナイスレシーブの件でみんなにワイワイされてる時、山口は少し離れたところで見てたのが、なんというかグッと心にきて辛かった。頑張れ山口くん。最後にちゃんと烏養コーチにチャンスをくださいってお願いしに行っているシーンがあって嬉しかったな。

サブタイトル回収したところで最初から頭の整理をしていこうと思います。

まず、日向のよく言う「あんなふうになれたら、カッコイイと思った!」このセリフ、中島くんと被せてきた。いや、この被せ方はずるい。2人とも同じ人を目指し、同じ悩みを抱えている者同士。帰ってきた八百屋舞台で2人が重なる姿が良かった。
そっからオープニングに入っていきます。
烏野の紹介の時に今まで戦ってきた各校の振りを入れてくるの本当にいいよね。まさに雑食の烏野高校を表すかのように。

そうそう、余談ですがゲネプロ写真でなんでカメラ持ってるんだ??って疑問に思ってたら、日向が壁を蹴ってスパイダーマンをやる時に記者のようにカシャカシャやってました。(笑)
あと、なんの流れか忘れてしまったのですが、日向が月島に小言を言われて怒るシーンで月島を追いかけながら「なんだよ影山!!!」って間違えて言ってたのに笑いました。

そして春高予選が始まっていき、烏養元監督と共に試合を見に来たのがなんと“進化の夏”で大暴れしていた小学生4人組。崇人くん大好きな私は大歓喜でした。今回は次郎を頌利くんがやっていたのですがとても小学生とは思えない体格で笑ったっていうことは置いといて、このことは違う記事にでもまとめます。

今回登場の条善寺高校。いやあ、すごい動ける動ける。みんながみんな違う方向に飛び交ってアクロバットし出すもんだから迫力がすごい。まさにハイパープロジェクション演劇ハイキューにぴったり当てはまるパフォーマンス。素敵でした。ちなみにマネージャーの華ちゃんは冴子姉さん役のさだももちゃんがやってました。役としてちゃんと出すならパンフレットに載せた方がいいのては...?と思ったけどまあ置いておきます。
公演が始まる前から、条善寺はアクロバットが凄いってみんな言ってたから烏野は迫力負けしちゃうかな?とか心配してたけど一馬くん、塩さん筆頭に今回参加の尚輝さん、アクロバットを習い始めたという影ちゃんもあってか全然負けてなかった。
私、ポジションごとに1人ずつ対戦してるような描写が大好きなんです。チームで戦いながらやっぱり同じポジションの人をライバル意識しちゃう感じが出てて最高にいい。

華ちゃんにおけつを叩いてもらうシーン、良かったなあ。照島くんの焦りがすごい伝わってきた。辛い場面でも遊んでみせる、遊ぶという事に意識を持っていかれ過ぎてうまくいかなくてイライラする感じ。烏野の方が自由に遊んでいるという事実。質実剛健という横断幕はちゃんと意味のあるものなんだなあ。って気づかせて貰えるシーン。
烏野に負けて照島くんの「もう終わりかよ!!!!」の本気のセリフに鳥肌が立って涙が出ました。挨拶のシーンで大地さんをじっと見る照島くんにグッときた。途中まで遊ぶ事しか頭になかったこと、遊び場、土台は前の主将が作ってくれていたんだと気づいた照島くん、この試合のことは一生悔やんで忘れられないものになるんだろうな、そして大切なことに気づいたことによってこれからもっと強くなっていくんだろうなと思ったら涙が止まらなくなりました。

そして今回私が楽しみにしていたシーンの1つ、それは間で挟む合宿での日向と研磨のシーン。
「やろう、もう1回が無い試合」
のところです。これ、研磨のからのメールがこの内容とだけでまとめられてしまってた。これがかなり残念だった。合宿のシーンは出せなくても、せめて日向とこの会話をして欲しかった...という私の願望でした。地味にこれがいちばん楽しみでした...。

休憩直前に始まる音駒VS梟谷。鏡が沢山出てきた。鏡で写し出すことによって人数の少なさをカバーしたんだろうな。
ここでは試合の描写はなく、クロと研磨の背番号で15分休憩のお知らせ、見事でした(笑)

そして始まる和久南戦。最初に条善寺メンバーが中島くん家族になって出てきたのには笑った。赤ちゃんハイハイしてる(笑)
和久南の応援掛け声を練習して試合シーンに入っていきました。
和久南メンバーはダンスに特化したメンバー。すごく揃っててかっこよかったんだけど、条善寺が派手すぎたのと、和久南戦は烏野のドラマが絶大すぎてちょっと印象が薄くなっちゃったかなという感じ。

和久南戦といえばやっぱり縁下のターン。このシーンはハイステを初めて見た時からやってほしいと思っていた場面。ワクワクでした。
一馬くんのお芝居は言わずもがな良かった、特に呼吸が。なんだろう、青年館だからなのか分からないけど、マイクから緊張と不安の呼吸が聞こえてきて緊迫感がすごい。
今までの舞台では縁下の表情はそんなに変わることがなかったけど今回はコロコロ変わっていて見ていて嬉しくなったなあ。絶望的な不安な顔と、スパイクをする時の必死な顔、コート内にボールが入った時の安堵の顔、縁下の人間度が増し増しで最高だった。
山口がピンサに入ってきた時の「一緒に戦おう」のセリフはずるいよね。でもやっぱりこのシーンの好きなところは逃げた山口を庇うところ。「多分自分が1番わかってます。」田中も言っているけど縁下も逃げてしまった事があるから分かること、どっちの立場もわかる縁下くん、それがここで初めて発揮されて、巨人になっていく、まさに“はじまりの巨人”なんです。
3セット目の始め(?)で縁下が「いくぞーーーー!!」って叫んでオープニングでもやった今まで戦ってきた各校の振りを入れたパフォーマンスが始まって鳥肌。縁下が中心にいることでさらにグッと......。

終盤でボールが上から下がってきて、音駒、梟谷、白鳥沢(条善寺いたか忘れた...)が順番に出てきてひとつのボールを日向に繋げていく演出、とっても好きだった。原作もだけど、ウォーリーさんが大事にしている繋げるということをうまく表現しているなと。こういう演出ほんと上手いよね。

和久南戦が終わったあと、中島くんが「もう1回やらせてくれよ」っていうセリフの時に後ろで日向が見てて、仲間に連れられて和久南がはけていく時に日向の前に照明で道が切り開かれたところ、本当によかった。着々と前に進んでいく日向、まさにこれも“はじまりの巨人”だ〜〜〜。

そうそう、音駒VS梟谷のシーンが結構ちゃんと入ってました。やってくれると思っていなかったのでハイステ音駒ファン歓喜(原作では青城ファンですといういらない情報)。そして研磨が追い立ちの回想シーンを喋る喋る。崇人くんのことに関しても違う記事出します(笑)
あと、木兎がインナーの打ち方忘れて赤葦が道を使ってくれるシーン、鳥肌たちました。今回恒生くんが怪我で拓海くんが代役してましたが、彼は間を使うのが本当にうまい。一瞬会場全体を静けさに包ませてグッと引き込む。本当に感動した。間をうまく操れる役者さんは凄い、これからにもっと期待できる。

そして今回追加で映像出演になった青城と伊達工。これ、正直私は受け付けなかった。まさに短編の映画を見ているような出来上がりで単純に映像は凄かったんだけど、和久南戦の生での試合の余韻、見ている方も息が上がるような雰囲気をぶち壊されたように感じた。しかも割と尺が長い。映像に向かって会話するのもなんだか冷めてしまう。ちょっと残念だったかな。いちばん無いなと思ったのが最後の次回公演のタイトル表示。余韻がぶち壊された上に予告されてしまうと今回の、今までみていた公演の印象が薄れてしまう。というのが今回1番の残念なポイントでした。

でも今回は舞台セットがとてもよかった。でかいパネルがいつものように後に構えているんだけど、上の方は明かりの付け方で後ろが見えるようになっていて、ハイステ史上初の仮2階。途中で挟む回想シーンが試合の場を崩さないし映える。良かったなあ。
あとは上下ひとつずつ小さいトランポリンが埋め込まれてて面白い。崇人くんが1人で遊んでた。はい。

新作を観て思ったことは、やっぱりこれがハイステだなと。個人的に“進化の夏”は1番かなと思うくらいめちゃくちゃ好きなんですけど、八百屋舞台で休む暇もなくひたすら行われている試合、観ていてハラハラする感じ、やっぱりこれがハイステだよね。勝者と敗者を初めて観た時の感動を同じように感じた。
実は初日を観るのは初めてでした。まだみんな八百屋舞台の感覚をちゃんと掴み切れてないのか着地失敗する場面をかなり見てまだ手探りながら頑張っている感じが見れるのは初日ならではでいいなと思いました。
この烏野のメンバーを観れるのは次回作が最後と考えるとすごく寂しく感じます。でも春公演は始まったばかり、あと4回は確実に観に行けるのでしっかり見守って応援していこうと思います。

殴り書きでしたがお付き合いいただきありがとうございました。これからポツポツとハイステと崇人くんのことを中心に更新していこうかなと思います。


#ハイステ #はじまりの巨人 #ハイパープロジェクション演劇ハイキュー


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