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よそよそしい世界

新年ですね、明けましておめでとう。

新年早々、能登半島を中心とした震災の被害に遭われた方々には心からお見舞いを申し上げます。

医療従事者としては避難所の状況が心配。インフルエンザもCOVID-19も溶連菌も胃腸炎も流行しているが、避難所で感染症のことまで考慮するのはさぞかし大変だろうと思う。

DMATの派遣も始まっている。被災地にDMATが派遣された分、派遣元の地域の医療体制は弱体化する。現地に出向くメンバーにも、居残るメンバーにも覚悟が必要な局面となる。

現状私は寄付以外に出来ることがないのだけれど、能登半島産の酒などを買ったりして自分なりの支援をしようと思います。

この国に住む以上、いつ震災に見舞われるかは分からないので、自分が住む地で何かが起きた際には他人の役に立てるよう、体力と気力を充実させておきたい。


正月休みで自宅に5歳児が常にいるので、趣味の勉強を集中してやれるのは5歳児が寝てからの数時間だけだ。一日中子どもの相手をしてフラフラの状態で勉強を始めるので、大して効率も良くない。寝てたほうがマシでは?と思うような進捗状況で一応勉強して、午前1時くらいに寝る生活が冬休み中ずっと続いている。

前の晩に覚えたことをAnkiで翌朝復習すると、案外知識が定着していることが分かってホッとする。あ〜良かった、寝てたほうがマシなんてことはなかった。

知識には利息がつくという話を昔どこかで読んだ。
クイズを始めてから、前よりもずっと色々なことに興味を持つようになった。今まで無関心だったスポーツ、芸能の分野で触れたことのある概念がどんどん増えて、"あ、これはクイズで触れたことがあるぞ!“を契機にネットの記事などをクリックすることが増えた。

今年はレコード大賞も紅白歌合戦も観た。昨年までは、興味がない番組は観ようともしなかった。知らないアイドルやグループが歌ったり踊ったりしているのを観て、どういう感情を抱けば良いのかと戸惑うのが嫌だったから。

でも今は、“クイズに出る可能性があるから"というその一点だけで何事にも強い関心を抱くようになった。関心を抱いて色々なことを眺めていると、その中に新しい"好き"が見つかることもある。

自分が住むこの世界に、好きなものが増えるのが今は嬉しい。世界のよそよそしさが、少しだけマシになる気がするから。

これを書いている最中に、羽田の事故のことを知った。短期間に様々なことが起こりすぎていて、少ししんどくなったので私にしては珍しくテレビを消した。有事の際には基本的にテレビをつけっぱなしにしておくので、これは本当に珍しいことだ。今夜はニュースからは少し距離を置いて、私は私のやるべきことをやろうと思います。皆さんも、心も体もどうぞご安全に。

Big Love…