⒈〜民族の起源〜
①セム系民族・・・セムって?
・神は世界を7日間で創造した(天地創造)。その際に、アダムとイヴをつくられた。しかし、二人は神から食べることを禁じられていた禁断の果実を食べてしまい楽園から追放されてしまった。二人は地上で子供を産んだ。10番目の子孫の名をノアという。
ノアの時代は地上に悪が満ちていた…。神は怒り、おごり高ぶった浅ましい人間を滅ぼそうと決めた。
「ノアよ。船を作れ。」
ノアはどこからか聞こえる謎の声をなぜか信じ、船を作って動物たちを乗せて準備を行った。するとある日から洪水が止まらなくなった。
これが「ノアの洪水」の話。
ノアの子供らの名前を「セム」「ハム」「ヤペテ」という。
つまり、民族の区分はキリスト教的世界観の影響を受けまくっている。
②家族だったってことは言葉は同じだったんじゃないの?
言葉は同じだった。
だからノアの子孫は繁栄した。やがて人々は思った。
「楽園に戻りたい。」
人間は巨大な塔の建設を行い、天に近付きはじめた。これをじっと見ていた神は「愚かな人間が天に近づくことは許さん。」と人間たちの言葉をバラバラにしてしまった。コミュニケーションが取れなくなった人間たちは各地に散っていった・・・。
③そして人間の歴史は始まる。
神話の想像のはなしの中にも、実際に起こったできごとであろうという推測がなされます。大洪水のはなしはイスラム教の「クルアーン」にも登場してきますし、他の文献にも登場しているようです。神話を侮ることなかれ。
また、宗教とは縁遠い我が日本ですが、民族区分でさえキリスト教史観が内包されています。宗教的価値観が人間感の構成要素として必要不可欠である、世界では当然のように受容されているこのメッセージが教科書に隠されているのです。こういった事例からもメタ認知が可能なのです。
④まとめ
1.民族区分はノアの子孫の名前が使用されている。
2.使用言語が異なるのは、神がバラバラにした。
3.メタ認知。
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