15.アレクサンドロス大王の東方遠征
①フィリッポス2世の東方遠征
テーベから独立したマケドニア。
カイロネイアの戦いでテーベとアテネの連合軍を撃破。
フィリッポス「諸君!ギリシャはマケドニアを中心となった!しかし、ペルシアの脅威はいまだ健在。だから同盟を作り直す!」
コリントス同盟。
フィリッポスはペルシアに軍勢を差し向け、小アジアを占領。
この時、フィリッポスには妻オリンピアスとの間に子供アレクサンドロスが生まれていた。
妻オリンピアス「アレクサンドロスよ。お前は神の子供だ。世界を手に入れられるのだ!」
フィリッポスは尋常ならざる妻の言動から離縁をして新たな妻を迎え、子供を産んだ。
フィリッポスはアレクサンドロスではなく、新しい妻との子供を後継者にしようと思っていた。
思っていたのだ。
しかし、暗殺されてしまった。裏で手を引いていたのはオリンピアスが濃厚である。
大王にはアレクサンドロスが追いた。こうしてアレクサンドロスの東方遠征となったのだ。
②アレクサンドロスの東方遠征
イッソスの戦いでペルシアのダレイオス3世を撃破!
フェニキア人のシドンとティルスを落とし、エジプトに侵攻した。エジプトで街を作り避難民を匿った。
街の名前はアレクサンドリア。
さらにアルベラの戦いでダレイオス3世は完全に敗北。アフガニスタンの方向へ逃亡。
最後は側近に殺され、ペルシアは幕を閉じた。
世界の端っこはインダス川と言われていた時代。インダス川を越えようとしたアレクサンドロス。しかし、兵たちがもう限界だった。
兵「妻に会いたいです。体力も限界です。一度戻りませんか?」
アレクサンドロス「・・・。そうか。」
バビロンでマラリアにかかったアレクサンドロス。大王は側近たちを一人ずつよんで、今までの労をねぎらって死んで行った。
享年32歳。
32歳で世界を征服できた手腕はナポレオンやハンニバルに大きな影響を与えた。
③ディアドコイ戦争
広大な領土を治めるために後継者(ディアドコイ)が争い始めた。
ディアドコイ戦争である。
アレクサンドロスの広大な領土は3人の後継者に分割された。
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