スクリーンショット_2019-09-01_19

22.ローマ皇帝

①アントニウスを倒したオクタウィアヌス

アクティウムの海戦で勝利したオクタウィアヌス。元老院はオクタウィアヌスを完全に手玉に取った。

元老院「坊や。ローマ軍の最高司令官を与えよう。そして尊厳ある者(アウグストゥス)の称号もそなたに与えよう。」

オクタウィアヌス「そ、そんな権力を集中されたら殺されるかもしれない。元老院に敵対するものではありません。私は第一市民(プリンケプス)で結構です。」

元老院「ん?そんな称号でいいのか?それだと議会に出ることになるが?」

オクタウィアヌス「もちろんです。議会に出席します。」

②ローマ=アメリカ

アウグストゥスから始まる政治体制を元首政(プリンキパトス)と呼ばれます。

ローマ皇帝の中身を分解していくと上記のようになる。だから分解していくとローマ皇帝という地位は実質的には存在しない。これらの地位が集まってローマ皇帝となる。しかも、ローマ皇帝は元老院によって選出される。

我々が想像するような専制君主制の皇帝ではない。

ローマの政治体制を研究して参考にしているのが、現在のアメリカ合衆国だ。上院も元老院っていうし。

③トイトブルク森の戦い

アウグストゥスはカエサルの真似をしてガリアを広げようとした。しかし、ゲルマン人に阻まれてしまった。

これ以来、ローマの国境はある程度固定されることになる。

ライン川とドナウ川を国境とする。ここから200年間に渡って、ローマの平和のことをパクスロマーナという。

初代 アウグストゥス

二代 ティベイウス

五代 ネロ

ここら辺はキリスト教の話になるので別でやっていく。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?