欲望には素直な心を、プリンアラモードより
突然ですが、私、プリンアラモードが大好きなんです。喫茶店でよく頼むメニューの1つ。
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先日、気になっていた喫茶店を訪れ、プリンアラモードを注文した。
わくわくしながら待つ。店内を眺める。
喫茶店は老若男女が集い、各々おしゃべりしていて、その風景がとても心地良かった。
そして、プリンアラモードが私のテーブルに届いた。
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そこで、改めて目の前にあるプリンアラモードをまじまじと見つめた時、ふと、いつかの日、友達と会った時に話したことを思い出した。
”心がときめく「キュン」とするような時間・
モノ・人って大切だよね”
という言葉が、その話の中ではすごく印象的だった。
そういう瞬間に出逢った時が1番自分が自分自身を生きているような気がすることを、自然と笑顔になってしまうくらい心が弾む気持ちになることをはっきりと思い出した、からだと思う。
……
心がときめく「キュン」とするような瞬間に、最も今を生きていることを実感したのはここ数年の話で。
これを学びたい、あの人に逢いたい、ここを訪れたい。あれが食べてみたい、この人と話してみたい。
自分の内側から生まれた、心を伴いながら生きることに繋がる全ての欲。
それをなるべく押さえつけないで、忘れないで我慢しないで生きたい、と思う。
心身共に健康でいることに繋がる、
「もっと生きていたい」という希望に繋がる、
そんな欲はとても純粋で澱みがない。
誰かに依存せず、唯一の理由となって自分が自分を救けてくれるものだと思う。
そして私にはそう考えられる余裕がまだ残されていて、しかも「あれが食べたい」「ここに行きたい」「あの人に逢いたい」がたくさんあるから、この際、全部叶えていこうと思う。
自分を自分が満たしてあげることって、私にとってはすごく難しい。でも、だからこそ、生きることに繋がる欲望だけにはなるべく素直でありたい。
….
そして、話は少し変わりますが、プリンアラモードっていうのは、すごく無敵だと思います。
不思議な舟形の食器の上に、たくさんのせられた色とりどりの果物、己こそ王者であると中央に鎮座するプリン。他とは一線を画すアイスクリーム。全てが最強でキラキラと輝くプリンアラモード以上の魅惑的な食べもの、知らないかもしれない。
プリンアラモードだけで、生きたいという活力が湧いてくる。少なくとも私の前ではとても無敵で、どうも勝てそうにはなくて、でもその存在にこのまま服従していたいと思ってしまう。罪深い食べもの…!
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