デンマークに倉庫を借りてみる


さてさて、ローレイダーを始めて北欧家具にハマりだしました。どこで仕入れていたのかと言いますとデンマークのオークションです。主にLauritzというオークションハウスで仕入れていました。大阪のdieciの田丸さんに教えて頂いたオークションハウス。日本からインターネットで参加することが可能でした。最初に買ったのはヤコブセンにセブンシリーズのチーク。前のブログでも書いたのですが、僕の北欧ブームはヤコブセンからでした。チークのセブンシリーズは当時まだまだデンマークには沢山ありました。セットで6脚などとまとめ売りが多く、なかなかのボリュームで仕入れることができました。まだ日本から参戦している人は少なく結構やりたい放題な時期でした。ただし、送り方が分からず(今では当たり前に現地でコーディネートしてもらえる)落札してしばらく放置なんて事が多かったです。今だとおそらくストレージフィーを多額に請求される事でしょう。その位、初期のLauritzは緩かったです。困っていると見兼ねたオークションハウスが業者を紹介してくれてお世話になることになります。日本での代理店が西濃シェンカーでした。バシバシと毎日落札し僕の落札した荷物が貯まるオークションハウス。今はlauritzは多くのブランチがありますが、当時はコペンとオーフスがメインでした。単発輸送でおよそ40脚位のチークのセブンチェアーを送ってもらっていました。スタッキングできるので送料を抑えることもできました。それでも毎回30~40万くらいの送料を到着時着払いで払ってました。到着する貨物の梱包を開けてその場で水洗いして(公共施設などで使われていたので汚い。。)オイルを足してお店に持って行くことを繰り返していました。今では信じられないと思いますが、お店に持って行くと直ぐに売れてしまうのです。今では有名になったアパレル関係の方々が多く購入してくださりました。

そして多くの貨物が動くようになると西濃シェンカーから現地に倉庫を借りないかと提案がありました。Lauritzで落札してデンマークの倉庫に持って行く。ある程度の荷物が貯まったらコンテナで出してもらうというスタイルが確立しました。流石にチークのヤコブセンで満タンにするのは難しいので、ハンスウェグナーのゲタマのデイベットとソファでコンテナを満載にしました。まだウェグナーのデイベッドなどは現地で1万円、GEのシリーズは3人掛けでも3万円位で落札できました。その倉庫ですが、福岡で今でも仲の良いオルガンの武末さんに紹介してシェアをしました。武末さんとはドロップチェアがローレイダーに到着した日に初めてお会いした記憶があります。

この頃、ローレイダーは2年の期日が来て再契約せず、僕は大井松田インター近所の倉庫でビジネスをすることになります。3ヶ月に1度デンマークから来るコンテナ。それを僕と前の嫁さんと2人で降ろしてました。終わった後のかつやのトンカツがとんでもなく美味しく感じられました。

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