双子太陽伝説

アンドロメダの海はきれいなサクラ色をしています
こんな言い伝えがあります


昔アンドロメダには双子の太陽がありました。
水色と黄色の月と同じく、双子の太陽。
赤と白の太陽でした。
ずっと仲良くしてたのですが、ある日ささいなことで喧嘩をして、場所の取り合いになりました。
きっかけはささいなことだったのに、どんどんどんどんヒートアップして、激怒した赤の太陽は燃え上がって大きく大きくなりました
そしたらもちろん重たくなって海にドボーンと落っこちちゃったんです
太陽の溶けた海は真っ赤になって、とっても熱くなりました。
それをみた白い太陽はとても悲しみ、ポタポタ涙を流しました。
ポタポタ落ちた涙は少しずつ海を冷やし、色もいつしかキレイなサクラ色になりました。


っていう、小さい子に話して聞かせる童話なので、ほんとの話ではないと思いますけどね😆
でも今だに毎年一回白太陽の雫が海に落ちる日があるんです。


というかその日を起点に一年を数え始めるので元旦って事なんですけど、落ちた太陽の雫はキレイな弧を描いて広がって、それはそれはきれいです。

毎年同じ場所に落ちるので、そこには真っ白のドーナツ状というか王冠のような形の島が出来ていて、国の指定保護区になってます


白の太陽は氷の塊、ものすごい冷たさで、アンドロメダの灼熱の気候を冷やしてくれています。白の太陽がなかったら海はどんどん熱くなって、人がすめない星になってしまうことでしょう。


毎年白の雫が落ちるからこそ、海と星全体の温度が保たれるんですね。

ありがたいことですそして神秘的。
太陽の喧嘩の言い伝えもまんざら嘘ではないかもしれませんね^^

シャイン


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