No.009 最近の若い人たちは…ってなんだろう。

お久しぶりです。
毎日書くと言いながら、数日帰省していてドタバタして書けませんでした…。また、今日から再開したいと思います。

さて、今日は帰省中に感じたことについて書きたいと思います。
本日のテーマは、「最近の若者ってなんだろう」。
よく聞かれる言葉ではありますが、今回なぜかすごく引っかかったのです。

ニュースで韓国との関係だったり、香港のデモについて見ていて、私は本当にどの世代も自分の国のことを考えていて、学んでいると感じていました。
その内容が偏っているんじゃないか、とかそういうことは置いておいて、シンプルにきちんと向き合って、反応を示しているということが素晴らしいと思いました。
政府に対してもダメなものはダメ!と言える環境、それはとても大事なこと。言い換えれば、国民の目がいつもある。国民に常に審査されているということでしょうか。

そんな時に、親戚から聞こえた言葉。
「香港のデモは凄いよねえ。日本の若い人たちだったら絶対やらないよね」
とても苛立ちを覚えました。同時に、とても他人事に聞こえました。

まず、私たちが大人になるまで、投票権を得るまでに、私たちに政治を伝えてきたでしょうか。
例えば、私は子供の頃に、親から政治の話を聞いたことはありません。
子供新聞のようなものも好きで読んでいたけど、話し合ったことはありません。選挙にも付いて行っていたけど、選挙の話を聞いたことはありません。
ある程度理解ができるようになって、新聞を読むようになりました。
海外に行って、いかに自分の国を理解していないかを知って、帰国後はさらに気にするようになりました。
結局は、自分の関心と海外の友人とのギャップから向き合うようになったのです。

学校で教えている、といってもそれは十分なものではなかったと思います。
というよりむしろ、近代〜現代史をじっくり学んだ記憶がないですし、政治もシステムは学んだけど、実際にどのように関わっていくべきか?ということは学んだようには思えません。
こんなことを言うと、「ゆとり世代だから」と言われますが、そもそも私たちはみずから「ゆとり教育」を選んだわけでありません。
私たちよりも上の世代が、「ゆとり教育」を容認したわけです。それなのに、「ゆとり世代」とバカにされたりするのは納得ができません。
そう考えると、果たして「ゆとり世代」が政治と向き合っていないと言えるでしょうか。どの時代も「若者」はその程度の差はあれど、向き合いきれていないのではないでしょうか。

実際、あまり報道されないだけで、デモがあったりイベントがあったり、オンライン上で呼びかけたりと、いろんな形で自分たちで社会を変えようとする動きがあります。
時代が変わって、その形も変わっている。即効性はないかもしれないけれど、少しずつ変わっていっている。
必ずしも、「若者」が社会や政治と向き合っていないわけではないと思います。ただ、今の社会が「高齢者」「介護」に目を向けていて、若い世代は苦しいことが多くて、希望が持てないから少しモチベーションが下がってしまっている。
もっと若い世代が活躍できるような社会に向かっていけば、自分たちで社会を変えようとどんどん大きな動きができていくんじゃないかなと思いました。

長文になりました。内容はあくまで個人の意見です。
政治学専攻などではないので、軽い内容だったり、専門性がないかもしれませんが、ご容赦くださいませ。
それでは、また明日。