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「安全で優しい」石鹸ってなんだろう

紅茶を沢山飲む私は、紅茶の出し殻を何かに再利用できないかといつも思っています。
コンポストや土に返すのも出来る環境の方はぜひ!
紅茶は緑茶とちがって、例外を除いて「二番煎じの味わいが著しく落ちる」という弱点があり、なかなか一回で茶殻を捨てるのはもったいない気がしてまうかもしれません。その気持ちわかる気がしますが、私は基本一煎目で次は新しい茶葉に変えています。

そのことについては以前の記事に書いたので参考までに⇒

そんなこんなで私は、大量の茶殻を目の前に、紅茶染をしたり紅茶うがいしたり掃除に使ったり・・・としていくうちに、紅茶の消臭成分や美肌成分をせっけんにできたらいいのでは?と思い、せっけん作りを始めました。

しかし実際にキットを数種類購入して作り、成分や成り立ちを調べてみたら、せっけんの定義から始まり作り方や原理や成分など奥深く、うーんと唸って座り込んでしまったんです。

化学合成成分が入っていないことが安全で優しいの?
天然由来成分だったらいいの?
成分の名前がややこしくて正直違いは?
界面活性剤って良くないの?
せっけんと合成洗剤の違いって?
そもそも安全で優しい対象は使う人?作る人?環境?
安全と優しさを追及したらどうなるの?
せっけんの役割って?
私にとって優しいせっけん生活とは?

調べた結果、現状では自然派を謳う商品や手作り、オーガニックだからと言って必ずしも万人にとって最高に「安全で優しい」石鹸があるわけではないという考えに私個人としては至りました。

でも、せっけんの歴史を振り返ると、チーズやヨーグルトが偶然自然の力で出来たのと同じように、昔は手間暇をかけて作られ、生活の中に取り入れられてきたことを想像すると、せっけん生活が必ずしも「悪」ではないように思うし、何を洗っているかという点でも現代生活の中でも自分にとっての心地よさと上手にバランスを取っていく態度が大切なのかなとは思っています。(例えば環境問題に対するせっけんの位置づけも様々な考え方があります)

今月小田原で行うワークショップでは、紅茶と桜のアレンジティーをご紹介するだけでなく、二日目には「紅茶と桜を使ったせっけんづくり」も行います。

今回作るのは、超敏感肌の方でも絶対安全です!と豪語はできませんが、一般的に少なくとも手洗いせっけんとして使用して差し支えないレベルの保湿効果のあるいわゆる普通のせっけんです。(今回は植物由来のグリセリンソープを使用します)
ただ植物由来成分を使用しているからといって、必ずしも優しいというわけでもないのは人によってだと思うので、心配な方はご参加を見送った方がよいかもしれません。

でももし、
〇ボディーソープよりはせっけんの方が「安全で優しい」気がしていて何となくせっけんを使用している(←以前の私)
または
〇手作りせっけんを作ってみたいけれど、種類がよくわからない

などの方は、自分の心身にとって心地よいせっけんを選択をするための一助になれるように、作るだけでなく、私が実際に感じたメリットデメリットも含めてお話したいと思っています。

私は普段紅茶教室を開催しており、せっけん教室ではありません。
デコラティブな石鹸を作りたい方は、数ある他のせっけん教室へお申込みください^^

そして、せっけん作りの日は、小田原で摘んだ八重桜を使用した紅茶を楽しみながら、桜の塩漬けの使い道や素晴らしい働きについてもシェアできたらと思っています。

場所は、梅の里としても有名な小田原市の下曽我の古民家、のんびり長閑な風景を楽しみながら行います。まこもめぐりさんとのコラボワークショップです。

興味がある方はご参加お待ちしております^^

一日目は八重桜の摘み体験と塩漬け作り(桜のミルクティーとレシピ付き)

二日目は桜と紅茶を使ったせっけん作り(桜の紅茶とお菓子付き)



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