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十年経ったら周りが皆大人になっていた

一昨日、母校のブラスバンド部のコンサートを聴きに行った。

私は高校の時小さなジャズバンド部に所属していた。それまでは他校の合同で演奏会をしていたのを、私が一年生の時ら、単独で春にコンサートをするようになった。一回目は先輩たちと試行錯誤して、看板・パンフレットを作ったり舞台での演出を考えたり、協賛してくれる地元のお店に電話をかけて伺って広告をもらったりした。コンサート前の春休みはほぼ毎日学校に行って練習した。コンサートは地域の方や先生、卒業した先輩も来てくれて嬉しかった。
私も卒業してから後輩のコンサートを毎年ではないけれど何回か聴きに行った。

そんな思い出のあるコンサート。

同じ部活の友達から、最後のコンサートになるかもしれないから来ないかと連絡をもらった。
最後?
聞くと、部員がいなくて、今回ももう今年卒業する三年生の部員が五人でコンサートをするらしい。

私はその日は夜勤明け。急いで向かってもコンサートが始まっている時間に着く。行くか迷ったが仕事終わり帰宅して簡単に準備をして、地元まで電車で二時間くらい揺られて行った。
会場に着くと、見知った先生がいた。手を振って近付くと、覚えてくれていた。 もう終わっちゃいましたかと聞くと、第二部と第三部の間だったらしい。
間に合った。

先生や卒業したOGを含めて10人ちょっとでコンサートをしていた。
少ない人数で、パートとも足りない中違う楽器と掛け持ちしながら頑張って演奏していた。人数不足やコロナ禍で大会の制限など大変なこともたくさんあったらしい。今の世代は私達の頃より大変そう。演奏している高校生の皆は格好よかった。当時作った看板やアレンジした曲のソロメロディーがそのまま使われていた。私達がいた証が確実に残っていて嬉しかった。

コンサートは今年で10周年。私が高校一年生の頃からもう10年も経った。

見知った先生がまだいらっしゃったし、卒業した先輩も見に来られていた。
当時の顧問だった女性の先生は二度目の育休に入られていたし、先輩は子供と一緒に来られていたし、私の友達もいつの間にか何人か結婚していた。

いやぁ時の流れって怖い。
久しぶりに友達に会うと自分だけ進めていない気がする。
だけど、まったく進んでいないわけではないはずなのだ。
仕事を続けていて一人暮らしをしていて、まだ結婚はしていないけど相手もいる。
自分は何も変わっていない気がするが、10年間いろんなことがあった。別れと出会いがあった。
何回もダメだと思った先に確実に存在している。
自分のペースでしか進めないから、今の自分がいることに周りに感謝して、少しずつ進んでいくしかない。
周りを見ると焦ってしまうけど、ゆっくりしか進めないなら、急激な変化を今望めないなら、今できることを続けていくしかない。
今は
 ・仕事を一日一日安全に終える。
 ・今もこの先も大きな病気にかからな       いように健康に気を付ける。
 ・メンタルを安定させる。
 ・周りの人を大切にする。
 ・noteの更新を続ける。
 ・書き始めた小説を完成させる。
  続ける。 
 ・介護と言葉(文章)の勉強を続ける。

ことを頑張っていきたい。 

今回は日記のようになってしまいましたが、母校の電車もコンサートも先生・先輩方に会えたことも全部懐かしかったです。がむしゃらだった高校生の頃には戻れないけど、今を着実に生きていきたいです。

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