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人の幸せを願えず、不幸を悲しめない人になりたくない

4月になると聞きたくなる曲の一つに
『mol-74』というバンドの『エイプリル』という曲がある。

その中のこの歌詞を聴いてはっとした。

誰かの幸せを願うほど僕は優しくなくて
せめて僕だけはと思うのはおかしいのかな 

   mol-74 『エイプリル』

私も思い当たる節がある。だけど、それは考えてはいけないことのようで。それを口に出していいのか、認めていいのかと。

事実、私はだんだんと『誰かの幸せ』を喜べなくなっている。

自分の幸せよりも人の幸せを願う方がいい。自分の幸せだけを願うのは間違っている。おこがましい。これは思い込みかもしれないけど、そういう思考が自分の中にあるのは確かだ。

『人の幸せ』を願える方が絶対にいい。

『ドラえもん』でのび太君が未来に行って自分の将来を確かめる回。
結婚式前日にのび太君との結婚が不安になったしずかちゃんがお父さんに相談する。しずかちゃんのお父さんがのび太君は関してこう言う。

『人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことのできる人だ

年齢を重ねるにつれて難しいと実感する。

同じ気持ちになったことのある方がいるかもしれない。 

結婚に焦っているときにSNSで友達の結婚報告を見ても素直に祝福できない。

仕事やプライベートが上手くいっていないとき、楽しく遊んだり、自分のやりたいことで成果をあげている人を見るのが辛くなる。

そしてそんな自分が嫌いになる。

自分のやりたいことをやれていないから。現状に納得できていないから。人の幸せに対してネガティブな感情を抱いてしまうのではないかと思う。 
自分に正直に生きて
幸せな人を見たら幸せが続くよう願い、
人の悲しみに触れたら一緒に悲しんでいたい。



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