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徳之島が舞台の「つむぎのうた」監督は徳之島出身の高校生

8月22日、徳之島町文化会館にて
とある映画の上映会がありました。

作品 「つむぎのうた」
主演  野中 加那さん
監督  野中 加那さん

徳之島を舞台にした短編映画。
主人公のつむぎと
育ての親であるおばあちゃんとの
思い出を描いた、優しく、趣深い物語。

海に響くつむぎの透明感ある歌声も必見です。

徳之島で育った彼女だからこそのメインビジュアル。

さて、映画の監督と主演を務めるのは
野中 加那(のなか かな)さん。
生粋の徳之島生まれ徳之島育ち
撮影当時はなんと、高校3年生。

小学生の頃から徳之島で演劇に携わり、
女優を目指して高校から東京へ。

「演技をしたい。でも、その機会がない」
「自分がどれだけできるのか知りたい」
そんな思いを抱くうちに彼女は、
「自分で作るのが早い」という結論に至る。
そうして製作されたのが今回の映画。

メイキング映像では飾らない笑顔で思いを語ります。
演者さんやスタッフさんの紹介も。

上映会で見た彼女は無邪気で人懐っこく
そして、とてもパワフルでした。
映画への純粋さとひたむきな思いが
伝わってきて応援したくなります。

鹿児島県のふるさとCM準グランプリ作品
挿入歌は徳之島出身の歌手 澤愛香さん。

しかし、いくら若さとパワーと
そして経験と才能があるとはいえ
自分で実際に映画を撮るなんて……
しかも、この完成度。

「撮ってみたいな」と思うとか
エピソードを脳内で思い描くくらいなら
私にもできる…かも……?

構想を練って、
物語として組み立てて、
脚本を依頼して、
出演を依頼して、
撮影を依頼して。
日程を調整して。

実際に行動に移すことの大変さ。
その卓越した行動力は尊敬に値します。

高校生にして、依頼できる人間関係を
築けているというところも尊敬します。

「つむぎのうた」の完成は、決してひとりで
成し遂げられることではなかったはず。

こうやって素敵な仲間を集められるのは
彼女に溢れんばかりの強い思いと
キラキラとした魅力があればこそ。

映画を自主製作する。
一度でも驚嘆するばかりですが、
実は次回作も決まっています。

資金調達は、クラウドファンディング。

なんと目標金額の283%を達成!

※募集は終了しています 

クラウドファンディングは
現在では市民権を得つつあります。
しかし、
いざ自分が ”募集する側” になるのは
勇気や覚悟、いろいろ必要です。

バイタリティ溢れる彼女の次回作、
舞台は再び徳之島。
撮影は2023年8月に行われました。
今から公開が楽しみです。

是非「つむぎのうた」もご覧ください。

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