見出し画像

「多汗症」、現在進行形の治療体験談

多汗症治療、現在進行形の体験談です。

子どもの頃からワキ汗が腕を伝って垂れてくるような体質でした。でも、それが「普通」だと信じて疑っていなかったんですよ。
きっかけは脱毛のために通った皮膚科。先生の診察で「汗が伝ってくる」と伝えると、さらに細かく問診され、結果「重度の多汗症」との診断でした。
学生の頃から市販の制汗剤を使っていたものの、なんだか効かないなぁと感じていたのも納得ですね。(私の場合、不安障害の症状として自律神経のはたらきが乱れて汗が止まらなくなるという要因もあるそうです)

エクロックゲル

最初に処方された保険適用のお薬です。3割負担で2週間あたり1500円程度(1ヶ月あたり3000円)。
効き目ですが、市販の制汗剤を使用したときに比べ汗の量が6割くらいになった感覚。ただ、ゲル状のお薬をワキに塗り拡げるのが面倒でした…(私、面倒くさがりなんですよ)。

エクロックゲル(保険適用)

20%塩化アルミニウム溶液

上記の「エクロックゲル」とほぼ同じ原理で汗を止める「ラピフォートワイプ」というシート状のお薬も保険適用で処方できるそうなのですが、別の原理で作用するものも試したかったので保険適用外の塩化アルミニウム溶液を処方していただきました。

20%塩化アルミニウム溶液(自費治療)。たぶん容器は病院オリジナル

効き目としては、市販の制汗剤を使用したときに比べ汗の量が3割くらいになった感覚。これはかなりQOLが上がりました。汗が少なくなるので、ニオイケアの頻度も下がるのです。
汗を完全に止めることはできませんが、汗取りパット付きのインナーを着て対処しています。

このインナー、切りっぱなしで締めつけ感もなく、ベージュを選べばアウターにも響かない(乳首透けも回避できる)ので愛用しています。

さて「塩化アルミニウム溶液」、自費治療だからお高いのかと思いきや、約90日分で800円(1ヶ月あたり267円)です。先ほどの「エクロックゲル」が1ヶ月あたり3000円だったことを考えると、かなり安価です。容器もコンパクトで持ち運びやすいですし。
しかも、私の通っている病院では、受付で「これください」で購入できるので処方箋を持って薬局へ行く手間も省けました。
デメリットとしては、少しワキがかゆくなります。たぶん、身体の水分と化学反応して塩酸が生成されるからだと思いますが、ワキ汗でシャツに汗じみができるよりはよほど良いです。

より高度な治療法もある(らしい)

「ボトックス注射(半年ごとに約5万円程度)」や「マイクロ波による脇汗腺の破壊(約40万円)」などの選択肢があるそうです。ここまでくると、お値段(というかコストパフォーマンス)が…という感じですね。
いまのところ上記の「塩化アルミニウム溶液」で満足していますが、この記事を書いている時点では冬〜春という季節でして、これから暑くなってくるとどうなるか不安ではあります。今後も「塩化アルミニウム溶液」を使い続けようと考えていますが、夏の暑さに耐えられなくなったらより高度な治療も検討しようと思います。

(商品へのリンクは「Amazon.co.jpアソシエイト」を利用しています。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?