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オレ流 チームタスクのつくり方はこれだ!

ミドルマネジメントをしていると誰もが迷う課題。そしてマネジメントのマストスキル、それがタスクの整理と優先度判断。僕自身、初めてマネージャーにアサインされてから6年間、2人のチームから大きいとこだと30人のチームのマネジメントに携わってきました。そんな中でようやくここ1年くらい、タスクの作り方がわかってきたので共有程度にメモです。悩んでいる方は少なからず参考になるかと思います。

なぜ、タスクの整理が大事か。

タスクが整理されていない状況を想像すると・・(もちろん自分も経験済)

・思いつきでタスクやっちゃうやーつ出てくる
・偉い人の思いつきのタスクが差込で入ってくる 怒
・これ、やる必要ある?って思いながらこなす 泣
・仕事のための仕事やってイキるやーつ現れる
and more

悲劇です。結論、タスクの整理が出来てないと漏れなく全員疲弊します。お疲れ様です。

なぜ、タスクの優先度付けが大事か。

こんな経験はありませんか?

メンバーA氏「あれ、俺らやってること去年と一緒じゃね?」
担当ジャーマネ「そう?そうかも」

この劇的に不毛な会話。いい感じです。

この状況に加えて最悪のケースがあります。
それは、チームメンバーが増えているのにやることが変わっていないケース。最悪です。一人当たりの生産性を下げまくってます。最悪です。これ一番最悪です。僕がボードだったらジャーマネを速攻でクビにします。

この場合、おそらくタスクの優先度が明確になっておらず目の前のタスクからこなしていると思われます。結果的に次の期になってみて同じ課題に毎年取り組まないといけないことに気づきます。

基本マネージャーは3年後のチームを意識して、今のタスクを作ってます。

タスクの作り方。

方法論としてはたくさんありますが、シンプルに2パターン*フェーズで考えると分かりやすいです。

1、積み上げ式
2、理想からの逆算

さらに、チームのフェーズを掛け合わせます

1、立ち上げ期
2、整理整頓期
3、グロース期
4、事業牽引期

絵にするとこんな感じです。

チーム立ち上げから安定するまでは積み上げ式が良い

スタートアップでよくある、成長の速度に合わせて業務が広がりチームが新設されるケースだと一旦積み上げでタスクをつくるほうがよいです。

理想からの逆算でいきたいのは山々ですが、理想と現状の乖離が大きすぎます。この乖離を理解しない状態でタスクを作るとおそらくチームは反発します。(僕、2回経験済み)

積み上げ式のタスク化の方法例

いくつかあるのですが、一番はシンプルにKPTがおすすめです。この場合、チーム全員を巻き込むのがコツです。経営や偉いさんは巻き込んだらダメです。多分積み上げの視点がないので。

まずは、keepをピックアップ。ここは軽くこなしてOK。なぜならkeepなんてほぼでないからw そして次にproblem。ここに時間を割きましょう。多分めちゃくちゃ出ます。

詳細は、自分から今いるReproで実践しているのでこちらをみてください

タスクの洗い出しはKPTで洗い出せるのですが、優先度を決める必要があります。ここで大切なのはKPIの達成に向けて、もしくは業務フローの中でボトルネックになっているところを潰すことです。

イメージは、ザ・ゴールの全体最適や 制約理論の考え方です。少し解釈をするとこんなステップです。

1、ボトルネックを見つける
2、ボトルネックをどう潰すか決める
3、ボトルネックを潰す
4、ボトルネックだった部分の性能をあげる
5、次のボトルネック潰すため、1に

まとめると、課題(ボトルネック)の整理潰すタスクフォースが大切になります。

01が終わりチームがグロースしだすと理想からの逆算が良い

本当は最初から理想からの逆算でタスク化したいとこ。だが、無理!ようやく念願の理想からの逆算ステージです。

このステージになると、おそらく人が増えてヒューマンマネジメントが不可欠になっているはずです。その場合、個々の考え方が飛び交い方向性を見失いがちです。合わせて、事業の成長速度に合わせたチームを成長をするためには積み上げだと間に合わなくなるという問題もでがちです。

その場合、タスクの難易度は上がるかもしれませんが、上位からタスクや期待値の落とし込みからのチーム内での優先度決めが大切になってきます。

理想からの逆算式のタスク化の方法例

大事なのは、方針の浸透です。一本軸の通った言葉が必要になってきます。方法論としては流行りのOKRやV2MOMを応用が筋が良さそうです。

1、目指す方向性の認識合わせ(OKRのO、V2MOMのビジョンや価値)
2、達成の基準を策定します(OKRのKR、V2MOMの基準)
3、達成に向けた課題を洗い出します(V2MOMの障壁)
4、タスクの整理(V2MOMの方法)

こんな感じです。こうやってみるとV2MOMは全て網羅していて良いフレームワークだなと感じます。が、経験者も多く失敗例の多いOKRからのタスク化も悪くないです。

理想からの逆算式のタスク化の欠点

理想からの逆算で作られたタスクは洗い出した段階ですでに整理されており、優先度付けはそこまで難しくありません。期限とオーナーを決めればOKです。

ただ、整理部分最適に陥りがちです。チームの理想やオブジェクティブから落とすので、他のチームや事業全体をみたいタスクが見えづらくなります。視野が狭くなり、結果的に自分たちのタスクの意義をチーム内にだけと留めてしまうということが起きがちです。これでは事業が成長しないので、しっかりとミッションを浸透させるという前提がありそうです(ここは僕自身、まだ解がない)


以上!あとはタスクを運用するのみ。

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