牟礼小ユーカリの木2

巨木が倒れた日

小学校の校庭には大きな木がありました。
鉄筋コンクリート3階建ての校舎と同じくらいの高さのユーカリです。
周りはどの位だったろう。小学生が手をつないで4,5人位だったかな。

真夏にも大きな影を作ってくれる。
サッカーとか野球とかをするとボールが引っかかったり。
図工の授業でユーカリの木の写生をしてみたり。
特に運動会の時には存在感があった。

校庭が狭い!とかいいながらも、とても好きで。誇りで。
大人になってからも、帰省のたびに元気かな?なんて考えてた。
一度、子どもを連れて見に行ったこともあったっけ。
その時はやっぱり誇らしかった。あの下で育ったんだぞって。
でっかいだろうって。

本当のことを言えば、その時既にユーカリは小さくなってた。
一塊になってた上の方から空が透けて見えていたから。
30年前の様に元気では無かったのかもしれない。

今になってあのユーカリの木の歴史を調べてみた。
1890年(明治22年)の植樹らしい。
牟礼小学校は明治20年の開校なので、128年間小学校を見守ってきたということ。何人の人を見守ったんだろうと思う。
みんなユーカリに見守られて大きくなって、卒業した。

当時、僕は身長が130cm。高いところが好きだったので根っこやコブにしがみついたり登ったりしたのを思い出す。

悲しい。
今度帰ったら立ち寄ります。

#香川の保存木 #牟礼小学校 #ユーカリ

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