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季節の風物詩

おせち料理の受注チラシをコンビニで見かけた。
受注分だけ商品を作るのは余って困ることもないので賛成。でも、矢継ぎ早にイベントを消費しているというか、早い者勝ち戦争をしているような感じには、違和感を覚える。

変わって季節の風物詩と聞いて思い浮かぶのは、花の香り。
視覚と嗅覚の両方に迫ってくるからなのか、金木犀や沈丁花は力強い。ちょうど今は風に乗って金木犀が香る季節ですし、彼岸花やコスモスが田んぼの脇で咲き乱れてる。

自然に咲く花のどこが好きってそれぞれなのがいい。日陰の花はまだまだつぼみだし、日当りの良い所だと既に咲き終えていたりもする。
とはいえ、当の本人である草花からしたら、他の草に負けないように必死で頑張って大きくなっていると考えると感慨深い。咲いているその姿を謳歌とみるのは人間のエゴかもしれないけれど。

花の名前を思い出す時、きまって川端康成の「別れる男に、花の名を一つは教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます。」というフレーズを思い出す。

いや、誰かに呪いを掛けようというのではないのだけれど。


#旅しゃぶ更新部 #花 #風物詩  


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