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偶然をとりこむ

目の前の事柄にどう関わるかは自分で決められる。
でも、その物事への出会いは偶然ですよね。
そう考えると、自己の決定権の狭さに驚きます。
一方で、偶然は生み出せる面もある。
それが面白いなと思っています。

美しい景色や、興味深い本、美味しいお店、SNSでフォローしたい人など、出会えたこと自体を喜びたくなる。そんな偶然はとても嬉しい。

その嬉しさを表現した言葉があります「セレンディピティ」です。
僕は、外山 滋比古さんの「乱読のセレンディピティ」 を読んで知りました。ウィキペディアには「平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである」との紹介と、イギリスの小説家が生み出した造語と書いてあります。

そんな嬉しい偶然を、自分の生活に取り込むこと大切にしています。何かを取り入れる視点やまなざしこそが生き方な気がして。
以前書いた、サイコロも、橘曙覧の「たのしみは」もそう。偶然や、目の前にあることにどう関わるかを考えた結果です。

他には、図書館に行った時、普段行かないゾーンを歩くことにしているのも同じ理由。そこでは、本の装丁やそのゾーンで本を探している人、沢山並んだ本の題名をチラッと見ながらただ歩くだけ。それなのに、ちょっぴり冒険したような気分になれるし、偶然を取り込む為の呼び水になると思うのです。

画像は、みんなのフォトギャラリーから「怪獣がほえているような雲」

#9月毎日ブログ更新部 #600

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