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父の後ろ姿


「働くことは、生きること。」



これは 私の父が
昔からよく言っている言葉です。

私はなんとなくは
分かったつもりでいましたが


いまいち、腑に落ちていませんでした。


私の父は、私が物心ついたころから
「人生とは…」
という、哲学的なことを
私たち子供に話すような父でした。

哲学的な本や、難しそうな本も
よく読んでいました。


父は、定年退職した今も
働いています。

それも、毎朝楽しそうに出勤していくように
私には見えます。

「なぜ、今も働くのかな。
 もっと、ゆっくりしたらいいのに。」
と、私は実家に帰るたび思っていました。




特に経済的にでも、家族のためでも
ないように思えるからです。


でも先日、父のラインで
こんな言葉がありました。


「今見た動画で/仕事で感謝を求めるな/とありました。
小生の日ごろの思いとぴったりです。
小生はこういう仕事をしていても
人の為に働いていると言う気持ちはありません。
ただ自分の為だけに働いています。
しかし働いていれば何らかの人の為になっているのでは
と考えているだけです。」

と。

これが父の生き方なのだ

…と思いました。

感謝を求めず、自分の為に働く。

本人は感謝を求めていなくても
でも、結局はそれが
周りの人のためになっている。


今年で勤続50年になる父からの言葉。


そんな父からの言葉だからこそ
深いなと思いました。


忘れないように
書き留めておこうと思います。


お父さんの後ろ姿

ちゃんと見ています







先日noteさんから
おめでとうをいただきました。
ありがとうございます。



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