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落選した政治家を雇用して仕事させてみたらどの程度のレベルか?レア体験①

三兄弟(8歳、6歳、1歳)の同時多発インフルに見舞われてましたw

長男は吐きまくりで3日食えず、次男も時差で同様。

三男は高熱下がらず寝れず、吐きまくり、でも食べたいから食べる→吐く。そして、次男は腹痛が酷く唸るばかり。色々な病院におぶって行きました。

不思議なもので、重いは重いんだけど苦しむ我が子を見てると耐えられるもんですね!

自分が幼かった頃、母も同じ気持ちだったのだろうと思うだけで感謝と恩知らずの自分の罪悪感とに苛まれて涙出そうです。

さて、前回の東京都区議会選挙で惜しくも落選したベテランの区議会議員を弊社で雇うことにしました。

今回のシリーズ(たぶん2〜3話)は世の中でもあまり見かけない、知ることのない世界の話になると思います。

今回の先生、思想が近いので応援したいな〜と。

国会議員は落選しても党から月30万くらいは貰えますのでギリ、浪人しても再起に備えることが可能です。

しかしながら、地方議員はそうもいきません。お金出ませんから、ただの無職。

なので、色々なお付き合いあった企業に顧問したりでなんとか食いつなぎ、次回の選挙に備えます。

ということで、弊社で出せる目一杯の報酬で雇ってみました。

で、頭の良い方なので、1つの小さな事業部をお任せすることになりました。

単に意見を述べるだけで実務をする立ち位置にない政治家は常に「点でしか考えられない、見えてない」なが多い。

ところが優秀な政治家は点→線→面→球体で見えてる。

そこから繰り出される言葉や思考には自ずと「埋めようのない差」が出て来ます。出て来たモノでのみ世間は判断しますがね。

ということで、こちらのセンセーにも球体思考を身に付けて欲しいなと。小さくとも経営。経営するには全カテゴリを同時にバランス取りながらやらないといけません。

ここら辺が出来ると「感覚ズレた」政治家ではなくなるわけです。経営する、運営するには人の心の機微を読む力も必要ですから。

が、最初にこれらのお話をしている中で感じた違和感があった。

先生「奥さんに最低30万は稼いでこいと言われるし、普通に就職を求められてまして…」

僕「いや、無理ですよ。月30万稼ぐ方法はいくらでもありますが、まともな経営者は絶対に普通の雇用はしませんよ。だって、2〜3年の腰掛けでしか働けない人材にそれなりの給料出すのならそれなりのものを求めますし、それなら普通に経験のある中途採用や新人を雇用します。」

先生「住宅ローンもあるので奥さんに怒られるんですよ笑」

口には出さなかったがその奥さんアホなのか、世間知らずなのか…どちらにせよ、政治家の嫁としては褒められもんじゃねえなと。選挙直前の区政報告会でお会いした時の態度が思い出されてまぁ、符号するとこはある。

結局は、週4日はうちに尽力いただくということになった。週4日といってもフルタイムではなく、必要なことをやっていただくフレキシブルスタイルなので実働週1日2時間…も可能だ。この2時間は土曜日の現場に行ってもらうため。

ミニマム週1、2時間で月額◯◯万貰えるとは美味しいかもしれない。ただ、そこは期待値だった。

仕事の基本実務と役割を数回に分けて説明し、人も揃えた。

数週間過ぎ、何も連絡なく、結果(ベンチマークの数値を出してある)も全く出ず。まあしかし、そんなすぐに出るもんじゃないからと時折報告求めたり、仕事の仕方の基本を教えたり。いわゆる新人社会人が教わる仕事の報連相とか、タイミングとか、意図を教えたりしつつ。

しかし、ナイ

無いのだよ…

報告も

相談も

報告、相談もないのだから連絡も当然ないw


依頼してあった仕事も、ない。

請求してみると

「◯△▪️×」だと思います!的な意見というか…政治家的というか…

これはこのような状態なのでこういうことが問題「かも」しれません(このかもがやらしい)のでこうすることが必要「かも」しれません。

と来た。

あ、あの、もうそれって僕最初に言ってますけど…そこから具体的に手を打ち、結果を踏まえて改善して次に活かすサイクルをお願いしてるんだが…しかも解決策のヒントもあげてるし…

ようは分析は出来る(かもしれない)、解決策ではないけど、将来への方向性も見出せる。

しかし、具体的に何をどうするとか、そこにどのくらいのレイバーコスト」他のコストがかかり、どのくらいの売上が見込めるか?となるとまるで赤子のレベル。

見積もりと請求の区別すらついてない…ちょっとさすがに学生以下なんだけど…と思っていたら、

「アルバイトもしたことありません!」

だそうで。

なるほど、アホみたいな予算案が平気で罷り通るわけだ。知ってたけど。

でも少しずつ教えてゆけはいいかな?と。地頭は良いはずだし…と思い直した次第です。

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