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「ディスレクシアでも大丈夫!」読み書きの困難と素敵な可能性 著者:藤堂栄子

最近本が集中して読めない。。(歳?!)でも読むと何かしら学びがあるのもたしか。この本も勇気もらえましたー!

そもそもディスレクシアの定義とは?

教育的にはこのような定義になります(医学的には違う定義があります)知的には標準並みにあるのに(ときには平均より高いことも)、
読み書きに特異的なつまずきや困難さがみられる。p15
LD(学習障害)の人たちは、決して学習ができないわけではなく<違う学習方法を必要としている人たち>なのです。p26

次女もそうだけれど、見た目は定型発達の子とかわらないし、(ADHD持ちだから激しさはあるけどw)知能の遅れもないから「怠けている」と思われがち。実際怠けてるときもあるけど(笑)

ディスレクシアの子どもたちは、他の人たちの何倍も脳を使っているので疲れやすい。その上「不注意」や「衝動性」があると、ディスレクシアではない他の90%の人たちには理解できないほど疲れているのです。(p35)

実際、娘も板書を見て書き写すのは特に苦手なので黒板の文字をうまく書き写せないのは明らか。苦労しながらも一生懸命書き写しているのが分かるのでそれを見るたび切なくなる。

外国では読み書きだけに重点をおく教育ではなく、子どもが本来もっている力を使って、興味をもつ分野で能力を発揮できるように導くことに力をいれているからではないか、そして社会が多様性を活力の源として受け入れて評価するからではないでしょうか。そしてここに<ディスレクシアの人への支援のカギ>があるのではないか。

■ディスレクシアの人たちが得意なこと

・雑学博士・オタク・地獄耳・好奇心が強い・身体能力・演技力・工夫する力・発明する力・空間認知・音楽的センス・自然との共存・営業力・想像力・創造力

発想力や、読み書きとは違う能力で、勝負していくことが良いのかもしれない。。何がはまるかはまだわからないけど。。

■必要なのは、大きな器を作ること

・子どものやる気を失わせないこと
・自立し工夫する力を削がないこと
・得意な分野をしっかり開拓すること

LDは Learning Disabilities(学びに障害がある)ではなくLearning Difference(学び方が違う) なのだ、という声が研究者からも聞かれるようになったそう。確かにその通り!学び方が違うだけなんだ。
つまり他の方法で情報提供すれば良いわけ!
(と書くのは簡単だけどさ、、、どういう方法があるか分からないのも実情。)

その他この本から学べたことは、

■ディスレクシアの子ども達に対して「DAISY図書」という形にして教科書を供与できるようになった。
http://www.dinf.ne.jp/doc/daisy/book/daisytext.html

■NPO法人エッジ
https://www.npo-edge.jp/

よーし、まずはDAISYに申請してみよう。一歩一歩やれることをやってこう。。。
毎日仕事もあるし(汗)

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