節分翌日
　昨日は70代母と、「東北東やや東」を向いて恵方巻を食べました。超高齢社会において、母は「まだ若い」のですが、ふっと、「あと何回一緒に節分を過ごせるかな？」と思ってしまいました。臨床でたくさんの、さまざまな家族を看てきて、死について「準備が必要！」という認識はあります。が、自分のこととリンクしないのもまた、看護師なのです。（笑）今回そう思えたこと、優しい気持ちで母と良い時間が過ごせたことは、noteを通したリフレクション効果かな！？（立ち止まって、いろいろと考えを巡らせている効果）と、思ってます。

はじめての海外旅行
　現アラフィフの高校時代、私立の修学旅行先はほぼ海外であり、私の初海外は、修学旅行で行ったハワイでした。しかしお金の問題が！私は特待生だったので学費は免除でしたが、奨学金を借りており、それが生活費にまわるほど生活難な家庭でしたので、「行けないかな～」と諦めていました。が、なんと！旅費は（おそらく祖父母が）出してくれ、行かせてもらえることになりました。あとはお小遣い問題！当時すでに、DiorだのCHANELだのブランドコスメが高校生の間でも流行っており、クラスや部室での話題は、もっぱら免税店/買物でした。協調性のある（笑）私も夢が膨らみ、自力で何とかしようと、夏休みにバイトをすることに決めました。が、私は部活あってこそ高校生活が送れる身だったので、夏休みも試合、合宿、練習と、休みなくハードな毎日。でもでも、Diorのために頑張りました！そのときのおおまかなスケジュールは・・・
・6：30から朝練、課外授業、午後練習1、午後練2。その後、月～金曜日は3時間ほど飲食店でバイト。
・土曜は半日部活で、その後バイト。
・日曜は1日バイト。
しかも、バイト禁止の身。利便性から近隣でバイトしたため、先生や部活生が来ると隠れるという、神経を使いながらの日々でした。うん、いつかその時のリフレクションも必要ですな。
とにかく、いやマジ若いって素晴らしい。ガッツリ1か月ちょい働き、それまでに持ったことがない大金を手に入れ、無事Diorを手に入れました！

　当時の写真は「写ルンです」だったので、残念ながらここに載せられるデータはありません・・・約30年前の体育会系高校生の興味はというと、なぜか本場のマックやセブン、そしてイケメンの写真が多かった。（笑）
　一番の思い出は、ロビーでの正座を免れたことです。・・・は？、ですよね。修学旅行といえば学校訪問、現地学生との交流です。そこで、誰かしらが誘われ、数人でホテルを抜け出し、パーティータイム！です。アメリカのホームドラマ「フルハウス」を見て育った私は、やはりアメリカの生活に憧れがあり、ムチャ楽しかった！けど、とはいえ、体育会系。部活停止が頭をよぎり（まっ、モテなかったし）、ある程度楽しんだら、ホテルに戻りました。そしたらなんと！戻ってすぐ、抜き打ち点呼があり、助かった～！！というわけで、残念ながらモテてた子たちは、ロビーで正座させられ、しかも、観光客に写真撮られてた。（笑）まぁ、今なら体罰問題に発展しちゃう事例ですかね。けど、今となっては、良き思い出。ん？いやいや、いろいろムチャしてきたけど、良き思い出で済んでた人生に、ほんと感謝。だって、パーティーで薬盛られて死んでた、売り飛ばされてたってことも、無きにしもあらずだし。実際、留学の時は盛られた。・・・その反省は、また今度。

　うちは経済的生活難だったけど、愛情ある家庭だったから、グレ（古）ずに成長し、そして体が丈夫だったからこそ、自力で稼ぐことができたけど・・・。臨床現場では、虐待、極貧などさまざまなケースに直面します。やっと積極的に通報する現場になってきましたが、つい最近までは、（確信がない場合・・・ほぼ確信なんてないものでしょ）なかなかの放置でした。保健師も児相職員も不足のようです。国のお金の使い道を、そろそろ本気で見直すべきではないかな、と思います。

旅行記だと思って読んでくださった方、がっかりしてたらごめんなさい。
また読んでいただけたら嬉しいです。
Thank you！