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お茶漬けはすぐできるスープだ

これが今日、気づいたこと。
出汁をとっておこうと、昆布を水に入れてうっかり沸騰させたところで、「そうだ、これでお茶漬けにしよう」。
だって冷蔵庫には、村上の塩引き鮭をほぐしたのが入ってる。
村上の塩引き鮭、知ってますか?おいしいんです!北海道の塩引きは新潟からの人達が伝えた流れもあったと思っているのだけれども、技術と風土が生み出す味わいは最高においしい、と私は思っている。北海道ごめんなさい。

「おいしいなぁ、お茶もいいけど、利尻昆布と抜群にあうわぁ〰」
ありがたい気持ちで気づいた。
「これってスープじゃん!」
さらさらとおなかと心をあっためる。

そしてこの組み合わせに、「これって北前船的スープだわ!」
北前船(きたまえぶね)は江戸時代に、日本海の港で各地の商品を売り買いしながら蝦夷地と大坂を結んだ船。鮭と昆布は北から運ばれる2大人気商品でした。蝦夷地の鮭だけでなく、村上の鮭も運ばれていたと思う。
北前船の話はこちらに ↓

北海道には山漬けといって、鮭を大量の塩とともに山のように重ねて積んで水を抜き、熟成させる塩漬けがあります。もともとはアイヌから学んだ知恵のようです。生産者によっては生ハムのように食べられるものもあります。
塩引きとは全く別のおいしさ。どちらも鮭と塩だけなのに。

一膳のお茶漬けをさらさらいただく間に、こんなにたくさんのことを思っていたお昼時でした。

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おいしいから、食べてほしいなぁ。






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