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札幌市内でサクラマスの稚魚を探す

ことしも札幌市内の小河川が雪代の増水シーズンを迎えました。
地下鉄の駅やコンサドーレの練習場から歩いて見に行ける中の川も増水の季節になりました。住宅街を流れる小河川なので、雪がとけると、河原のあちこちに生活ゴミが流れ着き、お世辞にも「自然豊か」ではないのですが、増水してもそれほど濁らないので、稚魚探しには不自由しません。

三面護岸の中の川のどこに稚魚が?

この中の川は、まさに三面護岸、という「溝」。幸いにも魚道が設置されているのと、それなりに小砂利があるのが幸いして、毎年、サクラマスたちが産卵に帰ってきます。
その卵からかえって砂利から浮上した稚魚たちを観察できる季節が到来。どこを探すかというと、流心脇にできたわずかな巻き返し。
流速が落ちた少し穏やかな流れは、稚魚たちが楽に定位してエサをとることができます。

厚別川でも稚魚探し

一方、札幌の東を流れる厚別川の様子も見てきました。
こちらも、ほぼ用水路のような流れ。でも、岸際の植物や構造物のおかげで、わずかに流れの変化があります。
丁寧に観察してみると、すぐに稚魚が見つかりました。

野生魚たちのたくましさを感じる春本番です。

2022年4月22日・23日撮影


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