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豊平川の1月のサケを支える湧き水

豊平川には、1月になってもサケがいるってご存知でしたか。豊平川にやってくるサケには前期群と後期群があります。後期群がくるのは11月半ば以降、水が凍るほど寒い冬に卵を産んで大丈夫なの?と思いますが、大丈夫です。温かい水が湧き出しているところなどに産んでいます。

これらの湧き水は、地下をくぐってやってくので、8度から10度くらい。温度が一定なので、水温が0度近くまで下がる冬は温かく、水温が20度を超える夏は冷たいとも言えます。

2023−2024シーズンの最後に見つけた豊平川の生存親魚は、平和大橋のすぐ上流右岸の分流ででした。コンクリートのわきから水が湧いているのを、目で見てわかる場所です。この温かい湧水を頼りに、冬のサケが産卵しています。
今季は、もしかしたら、年越ししているんじゃないの?と思って、1月8日にいったところ、生存サケ4匹を発見しました。

この分流は、冬にも親ザケがくるので、2015年から記録しています。
今回撮影したこのサケは、豊平川の水中でとった、もっとも遅いタイミングで生存していた親サケになります。
※このあと1月12日に橋の上からのぞいたら、生存していたので、生存確認の最遅は、1月12日となりました。

2024年1月8日撮影


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