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清田区の住宅街で野生稚魚に出会う

北海道魚類映画社の活動範囲は、どちらかというと札幌市の西半分に偏っているのでなかなか厚別区・清田区方面の記録がありません。そこで、今回は清田区の厚別川を見てきました。

狙いは、厚別川が、真栄川と山部川に分岐するあたり。住宅街の目と鼻の先に野生魚がいたらいいなぁという期待を持って川に入ります。

普段は見られないもの2選

最初に観察した生き物は、キセキレイ。三面護岸というより、巨大コンクリート水路になっている真栄川で食べ物を探しているようでした。

キセキレイ20210403

キセキレイは、いつもの中の川・琴似発寒川付近では見たことがないので、とてもラッキーなのですが、こちら↓も見たことがありません。

冷蔵庫20210403

冷蔵庫が2台。流れてきて橋の下まできたのか、橋の下に捨てたのか…。目の前から見えなくなったとしても、この冷蔵庫が自然に帰ることはありません。

住宅の庭先で

気を取り直して、厚別川のカーブにある巻き返しの緩流帯をチェックすると、いました。サケとサクラマスの野生稚魚です。水温は6度。

少数で行動している個体は、用事深くてなかなか接近させてくれません。おしたりひいたり、駆け引きの結果、記録することができました。
ここは住宅街の目と鼻の先、いわば庭先。サケ科魚類の観察適地にお住まいの方、毎日観察できて、うらやましいです(冷蔵庫はともかく)。

2021年4月3日撮影


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