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豊平川の湧水ポイントを3月4日測って見た

2月の中旬に投稿した豊平川の稚魚がいたのは、東橋下流左岸の水路でした。この付近には温度の高い湧き水があるため、早くもサケの稚魚が浮上しているという報告でした。その後、水路付近がどうなっているのか、3/4に現地を調べてきました。

結論から言うと、東橋直下の流れでサケ稚魚2匹を目視したほかは、サケ稚魚を見つけることができず、前回サケ稚魚が群れていた場所には、1匹もいませんでした。
群れていない稚魚は警戒心が強く、すぐに石の下に隠れてしまうので、映像はとれていません。

それだけでは、わざわざ雪の河原をラッセルして水路に入った甲斐がないので、現地の水温を測ってきました。

右側が本流で、折り返すかたちで、左の水路に水が流れ込んでいます。

豊平川本流の水温は1.7度。折り返して流れ込んでいる水路の入り口部分が2.1度、分流のメインの稚魚が泳いでいた場所は、表層(10センチ)で4.5度、底で7.8度でした。つまり、この画像の左側からじわじわと湧き水が影響を及ぼしているようです。
この水路は、コンクリートの護岸との継ぎ目部分に、ところどころ8度以上の水が集中的に沸いている場所があるのですが、計測したあたりでは川底から直接沸いているようです。

この日は、サケ稚魚のほかに、ハヤブサ?と見られる猛禽が低空で旋回していました。この分流では、1月下旬に訪れた際、カモ類が食べられた跡がありましたし、2月下旬には、となりの平和大橋の下流でオジロワシが水鳥を狙って川の上を低空でホバリングしているのを目撃しました。

羽毛が産卵していた現場

ホッチャレなきあとの食料として、猛禽の類が、この水路に集まってくる水鳥を狙っているのかもしれません。

備忘ですが、水路全体の水位は、前回撮影の2/4より10センチ近くあがっています。

2024年3月4日撮影

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