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豊平川の2月の野生サケ稚魚 湧き水に育てられ

大都市、札幌を流れる豊平川の東橋の下流側に、湧き水が流れ込む分流があります。以前は、本流と直接つながっていたので、ある程度流れがあったのですが、去年の出水で、直接の流入口が閉塞してだいぶ水量が少なくなりました。
となると、湧き水の温度の影響が強くなったはずで、2月4日の分流の流心は5度。いい感じで「ぬるい」です。この一帯の湧き水の温度は、砂利の中では10度近くあって、夏用の胴長なら、「あ、温度違うね」と感じられるほどです。
この温度に育てられた野生のサケ稚魚たちが、そろそろ砂利から出てきてもいいのではないかと、あたりを探ってみると、見つけました。

この時期、サケ稚魚を探す手掛かりは、

  • 湧水の流れ出しが近くにあること

  • 流速がゆっくりいい感じであること

  • 隠れ家になるブッシュがあること

  • 日当たりがいいこと

です。彼らは、単独でいる場合は、ほとんと近寄らせてくれないのですが、集団になっていれば、割と安心して、受け入れてもらえますので、観察におすすめです。
春近し、各地からサケ稚魚(野生)の便りが聞こえてくる季節になっていきます。

2024年2月4日撮影


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