サクラマスは越えられるけどサケは越えられない落差について 真駒内川
真駒内川のサクラマスの産卵床は、真駒内公園よりもはるかに上流でも確認されています。ということは札幌市豊平川さけ科学館の裏の真駒内川にある落差をサクラマスたちは飛び越えて上流に向かっているわけです。
その落差とは、こちらです。
水は空中を飛んでいるし、この勢い。人から聞かれると「サクラマスなら登れるんですよ」と説明してきましたが(上流で産卵しているので)、どうやってのぼっているのかまでは理解していませんでした。それがようやくわかりました。
(ほぼ)空中の水を泳ぎ切っていたんですね。映像はこちらです↓
ジャンプして空中の水を泳ぎ切るのは、サケにはできない芸当です。
そこで、「この落差工の先にサケをのぼらせたい」ということで、ことしも取り外し式の魚道が取り付けられました。
今回は、「布式魚道」というタイプで、鉄パイプで組んだ骨組みに布で流路を作ります。このため、安く、早く、底が複雑な場所にも柔軟にあわせて、魚道を取り付けられるということです。
サケの遡上はこれからが本番、ぜひ、この魚道を通って上流で産卵してほしいです。
2023年9月23日撮影
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