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胆振でサケ観察 お相手は「選ぶ」のではなく「選ばれる」?

かれこれ6年くらい観察に通っているチマイベツ川のサケたちを見てきました。
この川は放流魚と野生魚の双方が戻ってくる川で、今季もあちこちに産卵床ができました。
オス同士の激しい噛み付き合いに出会ったので、そのオスたちを追っていくと、少し上流でフレッシュなメスを見つけました。
どうやらまだ産卵床を掘っているところ。その横でしばらく観察してみると、ペアになるオスたちが次々に入れ替わっていることがわかりました。

このメスは、産卵まで観察することはできませんでしたが、横で観察していた40分間にこのメスとペアになろうとしたのは—

左から第1オス 第2オス 第3オス 第4オス

の4匹でした。
メスの横の「いい」ポジションを獲得するにはやはり体格がモノを言っていました。ただし、そのオスたちは、メスが選んだからそこにいたのではなく、争いに勝ったから「選ばれていた」といえそうです。

2023年10月27日撮影



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