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開聞岳

文化祭にたくさんの方々に来ていただきありがとうございました。
「私の家の前の風景だ」と手にしていただき感無量の一日でした。
全部プレゼントしました。

私のふるさとの絵ばかりを投稿してきたので、少し趣向を変えて北海道以外の絵を投稿していきます。

今日の絵は鹿児島県の薩摩半島南端指宿町にある標高924mの山です。
描いた場所は薩摩半島とは反対側の大隅半島の南端根占から見たものです。


根占からは錦江湾を挟んで薩摩富士とも呼ばれています。

薩摩半島にはJRが通っており、指宿の砂むし温泉や篤姫武家屋敷、知覧特攻平和会館など観光ツアーで賑わいが絶えません。

それに対して根占のある大隅半島は30数年前に鉄道は廃線となり、フェリーとバスだけの交通手段です。

知覧(薩摩半島)に対して鹿屋町(大隅半島)には海軍「神風特攻隊」が飛び立った基地がいまも自衛隊駐屯地として残っています。
同じ鹿児島県の半島ではありますが、戦後大きな経済格差が出来てしまいました。

戦争末期に陸軍の知覧飛行場、海軍の鹿屋からは神風特攻隊が飛び立った若者たちは、開聞岳の上空で一回転して沖縄に向かったといいます。
いずれも開聞岳が最後に見る日本の山でした。

この絵は、根占で一軒だけあるホテルの食堂に掲げられています。

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