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地方公立高校のICT機器管理法

公立高校でICT機器の担当をしていると、他の学校はどのような整備状況で、どのように管理しているか、ということにとても関心があります。

みなさんの会社、学校ではどのように管理されているのでしょうか?

本校では以前掲載したように、3つのパターンでICT機器が入ってきています。

・4年前から指定を受けている英語四技能に関係する、静岡大学との連携事業からのもの

・学校独自に購入しているもの。

・H30年度に県が配置したもの。

静岡県では、来年までに全公立高校に「1学年クラス数❌10台のiPad」を配置する計画です。本校は1学年8クラスなので、すでに80台のiPadが配置されています。

このiPadはMacbook airでAppleコンフィギュレーターを使い学校ごとに管理しています。(ルールは全県統一です)

またプロジェクターは全クラス数(本校は8クラス☓3学年で24教室)に天井に設置されます。(本校のプロジェクターはすでに設置済み)そして同数のAppleTVが配布されます。(設定や教室に固定するのはこれからです。)

Wifiは、県から各学年に一つ、wifiのアクセスポイントが配布されます。本校は学校独自に前年度に30教室に設置しました。

さらには大型テレビが1階から3階まで各階に2台。そして移動式のプロジェクターが数台あります。

これらの機器の中心的な置き場は、学校の「パソコン室」と呼ばれる職員室の隣の部屋です。

この部屋にiPad140台やカラーレーザープリンター、大型プロジェクター、様々な配線、細かなICT機器などが配置されています。

授業で教員がすぐ使うものは下の写真のように職員室に置いてあります。

教員専用に割り振ったiPad。県から来た80台のうち20台を教員専用に割り振りました。

教員用には教員専用のアプリを事前に入れて、先生方に自由に使ってもらえるようにしてあります。

職員室内もWifiが飛んでいるので、自由にネットで検索したり、youtubeをみたりできます。

ちなみにいれてあるアプリは・・・

学校では教員一人に一台、Windows機が割り当てあらているので、office系のアプリも入れてあります。

本校は、Google for educationを導入しており、全教員、全生徒にアカウントを配布しています。全員がもっているGoogleドライブは無制限。

ですからGoogle関係のアプリも多くいれてあります。

県の回線では、使用を禁止しているわけではなくシステム的に使用できなアプリがいくつかあります。そのうちの一つがオンラインミーティングのための「Zoom」です。

Zoomを使用するときには学校が所有している8台のモバイルバッテリーで使用します。

その他の機器として

スティックPC4台と持ち運び用AppleTV4台。

スキャナーのScanSnap

さらにはドローン

そしてOsmoPocket

あとはICTではありませんが、グローバルラウンジという部屋があり、ちょっとしたミーティングや、大きなホワイトボードの壁、そしてミニホワイトボード60台が置いてあります。また各教科の外国語の教科書などを常備されています。


さて話は変わりますが、30年前の少年誌に書かれた「未来の世界」をご存知ですか?

30年前に想像された未来の教室、生活は以下のようでした。

30年前に想像されたような学校生活にはなりませんでしたが、少しでも生徒が学びやすい、教員が教えやすい環境を作っていきたいと思います。

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