見出し画像

Techacademy❌掛川西高校 その1

2019年3月26日 

オンラインプログラミングスクールのTechacademy!

「プログラミングやアプリ開発を学べるオンラインスクール。
1人では続かない方のための短期集中プログラム「オンラインブートキャンプ」を開催。現役のプロのサポートと独自の学習システムで短期間で成長いただけます。」(HPより引用)

このTechacademyとタイアップして3日間、高校生が掛川の課題を発見し、テクノロジーの力で克服しよう!というイベントを行います。

社長の樋口さんはホリエモンチャンネルにも出ている有名人。

1日目は社長の樋口さんのプレゼンからスタート!

今回のテーマは「地域魅力発信 Webサイト開発プロジェクト」。地域に対して高校生が何ができるか考えよう!と呼びかけました。

今回の生徒の参加は 1年生4名。2年生9名。卒業生2名。夢のような企画に生徒たちもいきいきと参加していました。

午前中はフィールドワーク。実際にいろいろな方の話を聞き、掛川の街の魅力や課題を再発見します

最初のゲストは、掛川市役所のお二人。シティプロモーション課と観光交流課のメンバーがお話くださいました。

興味深かったのが、日本人と外国人との掛川のニーズが違うということ。

日本人は花鳥園のような娯楽施設に興味を持ちますが、外国人は古き良き日本に興味があるそう。東海道の日坂宿や倉真温泉、栄醤油という醤油会社などが面白いそう。静岡空港が台湾や韓国の便を増産しているところからも、この辺のポイントは重要になる気がします。

次に学校を出て町中へ移動。

第三セクターの街づくり会社へ。

街づくり会社とは、掛川駅北口から商店街エリアまでの活性化をサポートする半官半民の団体。

2019年はラグビーワールドカップがある年。多くの海外からの観光客が訪れる年でもあります。

どのように飲食店でスムーズなサービスを提供するか、どのように外国語で掛川の魅力を説明するか、という難しい問題に頭を悩ませているようでした。

掛川市のボトルネックは、様々な部署や地域が連携することが難しいこと。共通認識をなかなか持てないことに苦労していました。

また外国人観光客の形態も変化しているようで、昔のようなバスで大挙として訪れる観光方式ではなくなってきています。むしろ少人数で自由に見たい、というニーズが多いそう。

またメニューの英語化や飲食店をまとめたHPがないなどの、テクノロジーでクリアできる要素が多々あることも印象的でした。

一つポイントだと思った点は、市役所や街づくり会社は平等が求められるということ。この平等というところがネックになって実現不可能になってしまう。ところが高校生は自由に自分たちの推奨の店などを応援できる、リストアップできることが強みになってきます。高校生が地域活性化に取り組む、新しい意義を見出しました。

最後は「こだわりっぱ」に移動。

こだわりっぱでは、掛川西高校卒業生の西村さんがプレゼンをしてくださいました。データを用いた掛川の現状と課題。新しい視点で生徒に刺激を与えてくれました。

特に「俯瞰の目線で考えてみよう!」という話は、生徒にインパクトを与えたようでした。また『熱海の軌跡』という本を紹介し、民間人の提案により熱海が復活した、というエピソードを教えてくれました。本当の地方創生とは、民間のリーダーが現れ、全市民が一緒の方向に向かっていくことである、と熱く語りました。

そのままこだわりっぱで豪華な食事をみんなで食べ、満足しながら午前のフィールドワークがおわりました。

行政(市役所)の視点、第三セクター(街づくり会社)の視点、そして民間(こだわりっぱ)の視点を学ぶことで、多角的な報告で掛川の街を考えることができるきっかけをいただきました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?