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赤レンジャーでなくとも__圧倒的センターになりたかった少年が黒レンジャーとして魅力を放つ

戦隊モノでは主役。つまりセンターは赤だと決まっている。

グループの花形。圧倒的センター。

一度は誰もが憧れる、その場所。

彼も例外なく。その場所に立ちたくて、否、絶対に自分が立つんだと信じていた。

ピンクの衣装が着たくて、後に同じグループとなるメンバーと大喧嘩をしたという。センターでキラキラな衣装でスポットライトを浴びたかったという。

だけど、誰もが望んでいるポジションにつけるわけでもなく。

グループ全体のバランス、見栄え、何で売りたいかグループの戦略でポジショニングされる。

それぞれにそれぞれの一番輝く場所が異なるように、彼はそれがセンターではなかった。

しかし、彼は悲観的に捉えることなく、自分に与えられたポジションを最大限に生かし、光り輝いている。

たとえセンターではなくとも目を惹く存在。視線を奪う魅力を放っている。

彼はグループの中でも自分の魅せ方、自己プロデュース力が長けているといえるだろう。

それは努力や緻密な計算によるものなのか、はたまた自然と、ただ思うがままにやってのけているのか。

派手なパフォーマンスをしたり、特別目立ったふるまいをしたわけではないのに、某音楽番組でメガネをかけただけであっという間にトレンド入り。

「メガネの人」や「インテリヤクザみたいな人」←笑 「黒髪センター分けの人」などなど、彼を指すワードが瞬く間にトレンドの上位を占めた。

もしかして狙ったのか。もしそうなら世間の反応を見て、してやったりとニヤニヤしていてほしい。

たまにグループのYOUTUBEチャンネルで見る彼の私服センスにも、独特なものがある。世間にどう見えるかももちろん考えているだろうが、万人受けではなく、外れた突飛な色使いやコーディネートでも自分に似合うものを熟知している。あの独特のファッションは彼しか似合わない。

醸し出す色香や佇まい、所作のひとつひとつが彼の魅力となって解き放たれる。

それが世間に認められた。

今回の音楽番組での一件も、彼の魅せ方、自己プロデュース力が長けていることが立証されたといえるだろう。

赤レンジャーだけが主役じゃない。スポットライトの光が強いわけではない。

人それぞれに一番強く輝ける場所がある。

そこがたとえセンターでなくとも。


#SixTONES #松村北斗 #マスカラ