あの時正解あったんかな

私はアルバイトで塾講師をしていた。その時担当していた生徒が家族関係で悩んでいました。母親の束縛が激しく、勉強時間を確保できなかったらしい。しかし、成績が悪いと怒る母親だった。自分が遊びたいから娘を連れまわし、勉強時間を減らしているのに成績が伸びなかったら怒る。生徒が悩む気持ちもわかる。そんなある日、何をしたくて生きているのかわからないと言われました。先生は何を目的に生きてるん?って。とっさに出たのが、泣くほど美味しいもの食べるためやで!でした。まだなぁ、泣くほど美味いもの食べたことなくて、親の料理でも泣いたことないねん。だからなぁ、泣くほど美味いもの食べるものを見つけるために生きてんねんと言った。生徒はそんな考え方あるんや!おかしい考え方してるな先生!って笑って言ってくれた。だから、君も泣くほど美味いもの食べるまで死んだらあかん。てかな、泣くほど美味いもの見つけたら教えて、そこ食べに行くからと言って何とか生徒の気分を晴れさすことができた。これって正しかったんかな。こんな軽い言葉で生徒の今後を左右してしまうのではないかと最近悩んでいる。ここで気づいた。人の悩みを考え、解決しようとすると自分が悩む。悩みってバトンリレーなんやな。次誰に渡そ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?