[LINE]スタンプの各国語版・方言版・文字なし版などの販売国限定についての改善要望

外国語版など、スタンプをバリエーション展開をしようとすると、「販売国を限定せよ」との仰せとともにリジェクトメールがやってきます。

例えば、タイ語版を売ろうとすると、世界中で愛用されている人気スタンプであろうと日本語版を日本ストア限定で売る設定に変えないと承認してもらえません。もちろんタイ語版もタイストアでしか販売できず、作者であっても入手できません。それ以外の国では、鑑賞することすらできなくなります。

これは、審査ガイドラインに同一スタンプの複数販売を認めない旨の項目があるためです。

たしかに40個のうち30個同じ絵柄のセットを新作として申請されたらちょっと待ちなさいキミというお話にもなろうかと思います。ですが、方言版を日本で売るなら標準語版は海外で売れとか、シンガポール民はとにかく英語版だけ使いなさいみたいな措置のしかたは、グローバル展開を超スピードで推進しているサービスにしては唖然とするほどあほうなハンドリングだとおもいます。

海外ストアにどこからでもアクセスできるようなしくみになっていれば問題ないのですが。


そんなわけで

https://contact.line.me


ダメ元で改善要望を送信しておきました。ほかに要望受付窓口が見当たらないのでとりあえずこのフォームで。

バリエーションを制作しているクリエイターのみなさんにおかれましては、人ごとではないでしょうから、参考までに送信内容を晒しておきます


--------------↓ここから--------------

審査ガイドライン1.11についての要望です。

外国語版、方言版、文字なし版などについての審査基準のアップデートを強く希望いたします。
これらのバリエーションについて、現在のように販売国の限定を促す処置には、多くのデメリットがあると思われます。

▲海外在住の日本人が日本語版を購入できない。
▲日本在住の外国人が日本語版しか購入できない。
▲複数言語使用国のユーザーが、特定言語のバージョンの利用を強制されてしまう。
▲方言版や文字無し版を利用したユーザーは、国内でも選択肢を奪われてしまう。
▲海外とのやりとりに、外国語版を利用できない。またその購入機会すら得られない。
▲制作者自身が自分のスタンプを購入・利用できない。
▲各国語版をリリースしようとすると、すでに販売中のスタンプが多くの国で販売停止されてしまう。

現状のままでは、各国のLINEユーザーの利便性低下、各ストアの販売機会損失、制作者の販路縮小&モチベーション低下につながるだけでなく、販売国と使用言語を同一視してしまうこと自体が世界人権宣言や国連の自由権規約にも反する行為であり、そのような企業姿勢を示すことがサービス全体のグローバル展開の大きな支障となるとも考えられると思います。

そもそも制作者としては、各国語版や方言版にはそれぞれにニュアンスの違いがあり、配置される文字が変われば書体や構図も「別モノ」となるため、これらを一絡げに「同一スタンプ」と見なされること自体にかなりの違和感があります。

すでに検討・改善実施の段階に入られているかとも思いますが、LINE愛用者としてグローバル展開の益々の拡大を望んでリクエストいたしました。是非、迅速な改善をお願い申し上げます。

--------------↑ここまで--------------


国連の自由権規約まで持ちだしてちょっと固くて長いかもしれませんが、あくまで愚痴やクレームではなくてまっとうな改善要望として、自由にアレンジして使っていただければさいわいです。

定評のあるLINEのスピード感がここでも発揮されることを願いまして。




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