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入社エントリ|不惑を目前に熱狂を求めてAsobicaに入社しました

こんにちは初めまして。Asobicaでカスタマーサクセスをしているアカイホクトと申します。
といっても入社したのは1ヶ月ほど前。まだまだ胸を張って名乗れるほどの身ではないですが、半年ほど前の私と同じような境遇にあるどなたかに何かを与えられたらと思い、タイトル通りアラフォーにして成長著しいSaaSスタートアップに転職した経緯や入社して感じていることを綴ってみたいと思います。

<こんなあなたへ>
・今の仕事はそれなりの待遇だし不快なこともなく充実してる。決して楽しいわけではないけど、仕事なんてそういうものだよね、と自分に日々言い聞かせている
・もう歳も歳だし、今さらまっさらな環境に飛び込むなんてリスクが、、とチャレンジを諦めかけている
愛しい娘に「仕事何してるの?」と尋ねられどう応えるか頭を抱えている



自己紹介

X見てください。
すみません。冒頭で皆さんを離脱させるところでした。この記事を読み終わってなお興味がある方はぜひXへ。

1984年に大分県で生まれ、その後西日本を転々としてから関東の雄、埼玉県さいたま市に流れ着きます。
社会人になってからは、新卒時に転勤の兼ね合いで名古屋→静岡→新潟、と地方都市を巡り巡り、数年前に結婚と育児をきっかけとして、縁もゆかりもない栃木県那須塩原市に移住しました。
那須塩原市は良いところです。が、その話はまたいつか。

Asobicaに入社するまで

簡単な略歴

大学卒業と同時に、「管理栄養士」という国家資格を取った私は、その資格を活かしたいと考え、とある大手食品メーカーに入社して各地を渡り歩きながら7年間、医療機関・介護施設向け食品の営業職に従事します。

ひょんなきっかけで転職を決意し、その次に入社したのが当時社員5名程度の小さな小さなITマーケティングベンチャー。
急成長するレシピサイトを運営する会社で、日々セールスとしてネームバリューもない紙っぺら同然の名刺を持ってひたすら駆けずり回っていました。

その後入社したのが、Asobica入社直前まで在籍していた、コーポレートウェルネス領域でSaaSを展開する会社でした。
コーポレートウェルネスとは、BtoBのヘルスケア領域。HR領域の一端にポジショニングしており、健康診断やストレスチェックを中心とした従業員のフィジカル・メンタル面の健康を支援する市場です。
この会社では、セールスだけでなく、8年の間にアライアンス、CS、オペレーション、BPR、PM、コンタクトセンター運営、事業開発など様々な分野でチャレンジさせていただきました。

キャリアチェンジを決意するまで

日々募る「なぜ」
前職の会社では、(自分でも言うのもアレですが)とても重宝していただいて、多大な経験と恩をいただきました。
一方で特に直近の3年間ほど、愛しい娘と他愛もない会話を繰り広げると常に頭をもたげ燻り続けていたのは、「私はなんで働いているんだろう」という疑問です。
もちろん、家族を養うため、娘に色々な経験をさせるため、サービスを利用する顧客やエンドユーザーのため、無理やり言語化するといくらでも出てくるのですが、「なぜ」を5回くらい重ねると、答えに詰まる自分がいました。

前職への思い
前述の通り、前職の手掛けるサービスは社会貢献性の高いものでした。「ホワイト企業」と呼ばれて久しいですが、上場を始めとする大企業は軒並み経営のセンターピンに従業員の健康を置いていますし、SNSを開けば「人的資本経営」「人的資本投資」というワードをよく目にします。
健康投資は、従業員のスキル向上と同等以上に人的資本を最大化する重要な要素です。その点においても決してやりがいの薄いサービスではなかった、と未だに感じています。

ー私はなんで働いているんだろう
この答えに詰まるのは、これまで私自身の仕事に対する考え方が根底にあったものと捉えています。
これまで私は、仕事とは生活のために成さねばならないことで、そうある以上私にできることで価値を提供したいと考えてきました。(決して珍しくはないはず)
あまり何かをやりたい、と自分の意思で仕事を選んだことがなく、結果的にビジネスの自分とプライベートの自分の間には大きな隔たりができ、自身が関わるサービスやプロダクトをユーザーサイドから本気で思考するシーンがみるみる減っていったように思います。
あえて非常に乱暴な言い方にはなりますが、前職当時の私が大企業に所属する従業員の健康を心の底から願っていたかというとそうではなく、義務感からそんなポジションに身を置く立場を必死に演じていたに過ぎませんでした。

明確にキャリアチェンジを決めたきっかけ
こんな悶々とした思いを抱く私の重い腰を上げたきっかけは勤務環境でした。当時は、毎日オフィスに出社することが当然で、息を吸うように新幹線通勤していたのですが、身体的にもそろそろ限界だな、と思っていたんですね。
そこから、仕事に対する想いは高まり、不惑の40歳を目前に最後のチャンスを後悔なく決断できるよう転職を決意したのは、今から遡ることわずか半年足らずのことです。

キャリアチェンジで実現したかったこと

40歳を目の前にしてまず思ったのは、きっと最後の転職になるだろう、ということです。サラリーマンとして働くのはきっと次がラストになる、そう気づいたときに、以下の点を絶対条件にしようと考えます。このチャンスで後悔しないために、一つとして譲らずしっかり交渉しよう、そう心に誓いました。

  1. 何より今の生活環境と家族を今まで以上に大事にできること。プライベートの時間も家族と流れる時間もその質も。

  2. 自分ゴト化できるプロダクトに全身で浸かり、より良いモノにしていく過程で社会貢献していることを肌で感じること。

  3. 上の2つをクリアしていることを、大事な人たちに自信を持って自慢できること。

特に2. においては、地方での暮らしを営んでいることから、自身の生活圏にある社会の「負」や「不」を解消できるサービスやプロダクトに着目しながら、ドメインや規模感は限定せず会社選びをしていました。

そして出会ったAsobica

やっと本題に入りますが、在籍するAsobicaは、とある信頼できるエージェントから紹介されました。上記でまとめた会社選びの軸とはちょっとずれるものの、すごく面白い会社がありますよ、と。

ここで今さらながら、Asobicaという会社について簡単に紹介します。
Asobicaとは「遊びのような熱狂で、世界を彩る」をミッションに掲げ、本気で「顧客中心の経営をスタンダードにする」ことを目標とする会社です。
その手段として、現在はコミュニティ運営を通して企業やサービスのファンであるロイヤル顧客の育成・蓄積・分析を行うプラットフォーム「coorum」を提供しています。

エージェントからの熱烈な紹介
企業情報を受け取った私は、元々お伝えしていた希望の軸に重ならない紹介に少し戸惑います。
何しろ、「社会の負の解消」という軸で仕事探しをしていることはエージェントは百も承知。Asobicaのプロダクトはどちらかといえばアップサイドを更に豊かにするものですから、決してこの軸に沿っているとは言えません。
ただそれでもカルチャーフィットしそうだと、とにかく強く勧めるエージェントの後押しもあり、選考に進んだのが今に至るきっかけでした。

選考過程で膨れ上がる関心
面接という機会の中で、会う方会う方の熱量が凄まじく、わずか1時間足らずで先に述べたミッションとビジョンを本気で実現しようと日々奔走していることが目を見て明らかでした。そんな方々が「いいやつが多い」「一緒に働く人で入社を決めた」と口を揃えるさま。また一方で成長フェーズにおける組織課題もしっかり見据えていてリアリティもありました。この時点で一緒に働きたい、という意思に火がついていたんだろうな、と振り返って感じます。

自分ゴト化できる、とは
とはいえ、絶対に譲らないと心に決めた条件に「自分ゴト化できるか」というものがあり、それは「社会の負の解消」というテーマで実現しようと考えていたところ。当時選考過程にあった企業は概ねこの軸にあるもので、最後まで頭を悩ませたのはこの点です。

ただ、面接での会話やエージェントとの対話で、消費者としての私は、Asobicaがプロダクトを持って支援するロイヤル顧客そのものですし、私も熱狂的なファンだと旨を張れる企業やブランドがあります。
ヤッホーブルーイングのよなよなエールは大好きでよくファンミーティングには参加していましたし、キャンパーが集うCAMP HACKでは、同志たちに向けて情報発信したいと思い立ち記事を寄稿していたこともあります。DIYビギナーの頃はCAINZユーザーコミュニティに登録していましたし(実はAsobicaが手掛ける)、マイホームはBESSの家というユーザーがユーザーを醸成する最たるものです。

何も「社会の負」のこだわらずとも、私と同じように丁寧に消費する人たち、ロイヤル顧客に対するプロダクトなら自分ゴト化できて当然でないか、ということに気づき、入社の意思を固めます。

こうしてキャリアチェンジのチャレンジは幕を下ろす
こういった気付きもあり、幸いにもAsobicaからオファーもあって入社を決断したのが晩秋の頃。昨年末に間に合わせるように12月から正式に参画しました。

話は逸れますが、Asobicaを紹介していただいたエージェントには大変お世話になりました。転職活動で最も重要なのは、自分の思いをさらけ出し、それを受け止めて伴走していただけるパートナーに恵まれることだとつくづく感じました。

入社して思ったこと

熱い想いを抱きつつ冷静に判断して入社したAsobica。とはいえ、実際に経験して初めて気づくこともあるはず。相応に覚悟して働き始めたつもりですが、結論良い意味で裏切られてばかりの毎日です。いくつか感じたことを挙げてみたいと思います。

思いやりにあふれ利他的なメンバー≒いいやつ

Asobicaのメンバーに、業務さえうまく進めばそれで良いと思ってる方は皆無です。メンバーひとりひとりの背景や経験、性質を理解して承認することがごく自然にできているように感じます。
それを支えるのは、驚くほど自己開示する機会が多いこと。毎朝行われる全員参加の朝会では、不特定の方々が一様に発言していますし、定期的に行われるメンバーの強み発表では、複数の人格診断を元に自身の言葉で自己紹介しています。
私も十数年ぶりに自己分析した気分で正直気恥ずかしいものでしたが、こういった試みが役職や年齢の垣根を超えた心理的安全性を生み出しているものと感じます。採用過程で当時面接官だった今の同僚たちが口を揃えていたことを主体的に反芻できました。

コーポレート機能の盤石さ

スタートアップにしては(というと失礼ですが)、会社の基盤となるコーポレート機能が非常に充実していることに、私は入社初日に愕然としました。
事業運営にあたり各部門が自身のミッションやKPI、そして顧客に向き合える環境とプロセスが構築されていて、組織的にビジョン実現にコミットする強さを感じました。
一部の方には当たり前じゃない?と突っ込まれるかもしれませんが、普段顧客に接していない部門の方も顧客の成功を心から喜んでいたり、改善すべき課題に真摯に取り組んでいる姿勢はとても新鮮に映りましたし、同時にこういった姿勢を目にすることにより全幅の信頼を寄せられるものと思います。

圧倒的な当事者意識とコミットメント

そういったバックオフィスに支えられ、どのメンバーも徹底的に自身の役割と向き合っているのが印象的でした。有事を他責とする様子はまったく見当たらず、むしろ自ら起こった事象に巻き込まれ頭を悩ませている。繰り返しになりますが、役職や年齢を問うことなく至って自然に皆でコトを成しており、私もそうありたいと改めて気を引き締めたところです。

きっとこんなものではなく、これからもっと自画自賛していくシーンはあるものと思います。もちろん良いことばかりではなく、まだまだ足りないなと日々実感するものも多いですが、こういったカルチャーが根付くAsobicaでは、きっとどのような課題も解決していけるものと確信しています。

最後に

(しつこいですが)良い歳にして新たな気持ちでキャリアチェンジした私ですが、タイトルの通り毎日に熱狂できている感覚は芽生えつつ、もっと激しい炎を燃やせそうな予感がしています。

もちろん、人生は仕事だけではありません。大切なものが複数あって、生きていればそれに優先順位を付けるシーンにも少なからず遭遇するものと思います。

ただ、もし「もっと仕事に熱狂したい」「同じベクトルで信頼できる仲間と働きたい」と思っている方がいれば、お気軽にご連絡いただければと思います。
一杯のコーヒーかビールかハイボールをご一緒しましょう!

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