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Dota2世界大会"TI8"王者「OG」のドキュメンタリー映画を観た。

Dota2のプロゲーミングチーム"OG"が、TI8で優勝するまでの道のりを描いたドキュメント映画「OG's inspiring journey to Dota 2's TI8 | Against The Odds」を観ました。日本語字幕有り。1時間20分の映像です。


僕は正直、この映画を見るまで"OG"について、何も知りませんでした。冒頭で「N0tail」と「Fly」という選手の名前を聞いて「なんか聞いたことある名前の選手だな」と思った程度です。今までの大会の出場試合はひとつも知りませんでしたし、もっと言うなら、去年のTI8で優勝したチームであるという事すら知りませんでした。なぜなら、興味がなかったからです。

しかし、この映画を観て、一気にOGへの興味が高まりました。理由は簡単で、「彼らの事を知る事が出来たから」です。


話は変わりますが、自分は毎年行われるDota2の世界大会「The International」を、今までまともに観戦した事がありませんでした。なぜなら、出場するチームについて、何も知らなかったからです。それまでの各チームの歴史も知らないし、どういう経緯でTIに挑んでいるかも分からない。聞いたことがある名前の選手は居るけれども、彼らの物語も知らないので、誰が勝とうと全く興奮しませんでした。僕からしてみれば、TIの試合と、上級者同士の野良マッチは、ほとんど同じ物に感じられたのです。知らない人たち同士の試合。それ以上でも以下でもなかったのです。


しかし、この映画を観て、僕にとってのTI9は、"OG"というチームの行く末を見届ける大会になりました。OGが勝てば興奮するだろうし、OGが負ければ残念に思うでしょう。なぜなら、彼らの今までの歴史と、経緯のあらすじを、知っているからです。そして、映画の内容に触れて言うならば、"Evil Geniuses"の行く末も気になります。これも、N0tailとFlyのストーリーを知っているからこその感情であると思います。


映画の内容については、特に触れません。観てもらった方が早いからです。
ただ、一言だけ言うなら、この映画を観て楽しむために、今までDota2やってきてよかったなと思える、そういう映画でした。まだ見てない人は是非。


そしてここからは、映画の内容とはあんまり関係ない話。

自分で大会主催しといてこれ言うのも申し訳ないんですが、正直なとこ僕はTIと同じく、今まで日本で行われきたDota2の大会に、全く興味がありませんでした。まらカップについても、開催してるのは知ってても、試合を見たのはこないだ開催された瀬戸内LANでの決勝戦のみでした。
(決勝戦は非常に熱い試合内容で、観てて楽しかったです。)

で、これについて「なんでだろう?」と自分なりに理由を考えてみた所、答えはTIと同じで「出場チームについて何もしらないから」であるという結論に至りました。

しかし、今のJPDota2界隈には、大会に出場するチームについての情報が、圧倒的に不足しています。ネットのどこを探しても、各チームの情報、例えば、結成の経緯や、メンバーの紹介などについての情報がありません。
どうしても知りたければ、「知っている人に聞く」しかないのです。しかし、その為だけに有識者にアポを取って話を聞きに行くのは面倒です。これは自分に限らず、多くの人に当てはまる現象であると思います。


では、どうすればいいのでしょうか。解決方法は二つあります。一つは、誰かがチームから情報を引き出して、それを第三者に公開する方法。もう一つは、チームの人間たちが、自ら自分達の紹介をするという方法です。

これについて、二つ目の「チーム自身で紹介をする」という手段を、実行しているチームがあります。それが、今年のまらカップ優勝チームである"Team May"です。

これは、Team MayのリーダーであるSuanさんが書いた「まらカップ振り返り記事」です。いままでの日本のDota2大会での経緯と、今回のまらカップに対する思い、そして、チームメイトの紹介などが、事細かに書き記してあります。この記事を読めば"Team May"というチームがどういうチームなのか、大体わかると思いますし、そして、今後のTeam Mayの行く末について、多少なりとも興味が湧くと思います。少なくとも、自分はそうでした。

上記のTeamMayのように、どのチームにも"ストーリー"がある筈です。長く活動しているチームであれば、今までの出場試合や、活動の歴史があると思いますし、まだ歴史が浅いチームにも、そのチームに所属しているプレイヤーそれぞれに、ストーリーがある筈です。是非、それを隠さず、表に広げて見せてください。そうすれば、そのチームを応援する材料が出来上がります。それがあるとないとでは、応援の声量も、大きく変わってくるでしょう。"チームのストーリー"は、そのチームを助ける糧となるのです。

しかし、そのような自己アピールが苦手なチームも、勿論あると思います。今の日本のDota2界隈に必要なのは、そういうチームの紹介を、外部の人間がしてあげることだと思います。自分も今、それに関して色々と考えているアイデアがあって、今後の活動をする中で、チームの広報活動に協力していく事も、大切であると考えています。


という訳で、長くなりましたが、今のお気持ち表明でした。映画観てすぐ殴り書きしてるので色々はちゃめちゃですが、目をつぶって頂けると幸いです。で、もう一度言いますけども、映画は本当に面白かったので、まだ観てない人は、ぜひ観てください。よろしくおねがいします。


おわり

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