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大事なものを大事にする方法

子どもの頃って、どうしてあんなに些細なことに気を揉んでいたんだろう?
そう思うことありませんか?

僕が思い出すのは中学生のころ。
「文字を綺麗に書くこと」に異常にこだわっていました。
書いては消して、書いては消して。
納得できるまで文字を書き続けていました。
他にも、「周りの目を過剰に意識して、嫌われているんじゃないか?」と気になったり、「自分のちょっとした言動が大きな騒動になってしまうのではないか?」と心配したり。

こういうことを振り返ってみて、僕が思うこと。
それは、

子どもの頃って、周りのもの全て、本当に全てが大事で、それを完璧に大事にしていたかった。
だからこそ、大事にできないものは受け入れられなかったし、大事なものがちょっとでも侵されることも受け入れられなかった。
そこに傷ついたり、悩んだり、落ち込んだりもした。
そして、年を重ねていくと見える世界が広がった。
自分には見えていなかった世界があることを知った。
その世界の広がりに救われた。
それは、「全てを大事にする」を手放すことだけれど、「まだ知らない世界があると知っていること」は希望だ。

ということです。

世界が広がったとき、素晴らしいものがたくさんあることに気がつきました。
世界が広がって、救われて、素晴らしいものに気づく。
その中で、きっと、「大事な事」は多くはないのだと思います。
世界は素晴らしいから、あれもこれも大事にしたいと思うかもしれないけれど、大事な事は多くない。
多くを大事にしようとすると、結局何も大事にできなかったり。
こちらの大事とあちらの大事は実は繋がっていたり。

世界を広げることは、世界の素晴らしさを知っていくこと。
その中で、「自分の大事」を見極めること。
世界を広げて、大事を見極める。
それが、大事なものを大事にする方法なのかな、と思いました。

*

Rinfinity~食にたずさわる人の生き方~
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