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例のアレを知る君、知りつつある君、知っている君へ

扱っているモノ

 糞です。汚い名前の人が汚い界隈を扱います。
例のアレって言ったら、君達は何を思い浮かべるかな。淫夢? ガチムチパンツレスリング?
 (*1)を見てみれば、この二つは当時(ニコニコ大百科に書き込まれた日時)の時点でほぼ例のアレに該当していると見なされてるみたいだね。
 ところで、このNoteで淫夢の二文字を見かけた君達の中にもしかして嫌悪感を覚えた人はいなかったかな……いや、覚えたり覚えなかった人の善悪は問わない。

 言いたいのは、この淫夢をはじめとした例のアレには並々ならぬものがこもっているって事。

 例のアレ初心者の君には朗報。かく例のアレのジャンルはいっぱいあるんだ。(*1)の様な必須アモト酸、真夏の夜の淫夢、それと関わりが深い東方ボイスドラマクッキー☆。
 これらの界隈には何か共通点があるんだ。それは……アングラな事。

 でもこの2024年でさえ淫夢に属する野獣先輩はどんなミームより有名で、しかも日本の域を超えて人気を獲得しているよね。そんなコンテンツはアングラと言えなさそうだ。
 だけど野獣先輩はメジャーであるにも関わらずアングラなんだ。どうしてか分かるかな?
 
 少しネタ気味だけど、君はインターネットで淫夢ごっこは恥ずかしいんだよって言葉を聞いたことはないかな。単体よりは文章まるまるを聞くことが多いと思う。
 これは最初に淫夢語録を使いまくっているキャラクター(任意)が仲間に怒られ、それでも使い続けて怒られ、当人をまた別の仲間が収めるといった形式のあるネタなんだ。
 ここから僕が抜き出すのは「恥ずかしい」所。

 なんで野獣先輩、もとい淫夢語録を使うことが恥ずかしいんだろう。キーワードで考えてみると、野獣先輩=茶色=うん◯=汚い。
 冗談、時々真面目な野獣先輩の形容詞は「汚い」なんだ。
 ただインタビューの動画を切り貼りされたり、彼の声で音mad(ある音楽に合わせてキャラクターの画像や音声を当てる二次創作的行為)が作られて来たわけではない。
 その中には彼をうんちの様に扱う投稿者もいたんだ。
 
 いや。投稿者だけが彼をうんちと呼び呼ばせたわけではなかった。その意図がない動画のコメント欄だって彼の事をうんち、ステハゲと言いたい放題だった。
 散々彼の事を汚物として扱っている僕達が彼を見ても、ネタフィルターのせいで「うんちが来た」としか脳内で認識しないんだ。
 そんな野獣先輩を思いがけない所でみたら、それはまるで教室に糞が落ちているようなもの。淫夢を知っている僕達は、その糞が落ちているのを既知の上で笑う人間に対して「恥ずかしい」と思う。

 あの形式のネタは、淫夢を知っている僕達だからこそ
通じて面白いネタなんだ。当然何も知らない人があの漫画を見ようと、ただ個性的で絵や展開が上手いソレにしか見えない。

 知る人ぞ知る、そしてその既知の人間にしか面白味を発揮しないアングラが淫夢なんだ。

具体的なアングラ性

 さっきは、どちらかと言うと「知る人ぞ知る」といった面の淫夢効能を紹介したね。
 淫夢、もといアングラ性にはまだ種類がある。

 一つは「人権侵害」。淫夢と深い関わりを持つクッキー☆にも言える事だね。
 僕達は許可も取らず野獣先輩や霊夢(って誰だよ)の言動を切り貼りして遊んでいる。下手すればそれでニコニコやユーチューブの投稿者として勤めていたりする。
 このユーザーが集まる例のアレはまさに人権侵害の上に成り立っている界隈と言える。

 人権侵害が許されたとは言わないけど、例外に近いものもある。ガチムチレスリングのビリー兄貴は、僕達兄貴で遊ぶユーザーに対してコメントをくれたんだ。くれたし、何回も生放送に出てくれた。
 死してなおネットユーザーに愛される兄貴は、人権侵害に属しているとは思えない対応だし、境遇にいる。
 全部が全部こんな状態だったら良かったけど、残念ながら淫夢やクッキー☆はそうではない。

 淫夢はホモビデオ本編を切り取られ、シーン毎でもそれぞれ男優の型抜きでも使われ、BB劇場の一員とされている。許可は得ていない。感嘆の声も得ていない。
 クッキー☆も同じである。ここで出来るだけ口にしないで欲しいのは、喜んでいるクッキー☆声優だっているじゃないか!って言葉。そうではなくて、苦しんでいる声優がいることが問題なのだから。

 二つ目は長い事例のアレを追っていないとわからないかもしれない。「危険な触媒」なんだ。
 分かりやすいものでは淫夢営業で、雪面の二人キスやMUR猫の俯き顔とは違って意図的なものが多い。
 これがなぜ危険なんだろう。

 淫夢営業は効果だけでいうと最近のインターネット流行に酷似している。それはXでの万バズで、一度流行ってしまえば、才能のある人でない限りはほぼ確実に干されてしまう恐ろしい現象なんだ。
 流行には種があるのはネットユーザーなら理解できると思うんだ。その種から淫夢と万バズの違いがなる。

 一般的な万バズは大喜利やコラ画像、ゴシップ、思わぬ失敗談に起因して一万いいねを得る。
 対して淫夢はより故意で露骨に、いいねを稼ぐ為公式(例のアレとは縁が遠いはずの団体)が使う事がある。それに対して恥じらいのない淫夢厨、近年の「汚れを認めている淫夢厨」が一斉にリプして笑う。
 すると公式や彼らの活動はどうなっていくのだろうか。例えばキャンプを推し広めている団体は……淫夢ネタを使ったキャンプ団体となってしまう。
 淫夢ネタを調べてがっかりしたユーザーはその公式から離れていくかもしれないし、淫夢厨は淫夢厨でネタを使った公式のギャップに満足して離れていく。たまに彼らがネタを使ったらクソリプをする位か。

 ニコニコ静画でのクッキー☆イラストも少しこれに似ている。とにかく、例え君達が苦労して積み上げて来た道だとしても、淫夢ネタを使ってしまえばその道先は淫夢にしか染められない。二度と落ちない。

まとめ

 今回は淫夢色が強くなってしまったけど、これは例のアレ全てに通じうる事なんだ。
 特に、最近のX上のヒカマニ。知っている人間だからこそ楽しくて、ただ淫夢とは違って知らない人でさえ忌み嫌いかねないヒカマニを堂々と使っている人が多い。
 インターネットで使っているならまだマシなんだ。それを現実で使ってしまってはダメだと僕は思う。

 ヒカマニは、創始者やその派生先が生むものからして下品・暴力的なものが含まれてしまっている。
 例え知っている人には笑えるものだとしても、それを知らない人が側で受け止めたら傷ついてしまうかもしれない。
 また、界隈自体がそうであるからといって被災者や障害者の方を馬鹿にしてはいけない。
 動物は、獲物の痛みを鑑みず肉貪ることで生きて来た。生命として当然の営みをして来たわけだ。
 人間はちょっとだけ違う。それはそれで倫理上まともなものとは極めて言いづらいけど、牛を屠殺して得た肉で生きて来た。牛が彼の人生を「人に食われるために生きて来たのか」と認識しなければよほど残酷ではないだろう。
 そんな残酷と短い距離のある人間が、八つ当たりや快感目的で誰かを傷つけるのは、確かに例のアレ民らしい言動である。とても穢れていて忌々しい。

*1 ニコニコ大百科-例のアレhttps://dic.nicovideo.jp/t/a/%E4%BE%8B%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%AC

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