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ボランチってなんだ?

今日は何故か眠れない。
負けた事が原因だけど。

というより負け方が今までと何か違う。

やれる選手がやれてない。

相手がウチのウィークポイント突いた見方もあるだろうけどウチが積み上げてきたものを崩されてる感じがしてならん。

よく選手や監督だけでなくサポも

「切り替えて次勝ちましょう」

なんて言う。
かく云う私もそういう節がある。

だけどそれは突き詰めた言い方すれば、ただの気休めでしかない。

楽観的にやらなければいけない事は間違いないけど。

今乗るか反るかの崖っぷちにいる時には原因をちゃんと理解しなければいけない

もう一回強い戦い方ができるチームはどういうものかを分析して更に積み上げないと、上へは行けない。

そういう事をキチンと噛み砕かないと次も同じところでつまずく。

ここからは私の私見。(あ!ずっと私見か)
連勝前の低迷期は単純にやれるメンバー構成ではなかったという事。前や重広、福満など核となる選手が怪我などで離脱し、十分な戦力で戦えてないこと。
泰志が加入する前に監督は勝てない原因はどこにあるかと尋ねられ、こう答えている
「実力不足です」
と、キッパリ。
私は戦術や戦い方に問題があり総合的に捉えて「実力不足」と言ったのかと思っていた。
後日ある記者の方に監督がそう答えた事がどういう意味なのか聞いたが、前述に書いたように、
「出ているメンバーでは戦えないメンバー。実力不足の選手で戦っている。」
という意味だと。
「はっきり言うと去年までのメンバーではJ1には上がれないと。それをクラブが踏んで昇格できる監督とメンバーを開幕までに揃えた。裏を返せば去年までのメンバーではダメだと言ってるような補強をしたんだ。ところがコロナ禍となり中断。再開後間もなく補強した主力が怪我で離脱。現有メンバーで戦いを強いられたが、奮起して欲しい選手達が試合で負けている状況。これまで支えてきたメンバーがやれてない状況に悔しいというか寂しさを覚えている」と。
私もどこかで
「これではJ1では無理だろう」と感じてこれまでのシーズン見てきたから、その状況を非常に同感できたし納得がいった。

その後千葉戦でのロスタイムでの土壇場同点ゴールを機に上昇に転じる。次節の前キャプテンの復帰のと共に連勝街道を走ることになる。
転機が訪れたのは町田戦の連勝ストップ。負けはしなかったものの、明らかにこれまでの戦い方でできていたものが出せなくなり出した。
キーはやはりチームの核、前キャプテン。
私が思うに今日の不調の兆しは、チーム新記録の9連勝飾った福岡ダービーの北九州戦だと思う。結果は2-0の勝利だったが、この試合ギラに両サイドをワイドにされ、それまで前寛之のとこで捕まえてこれた攻撃の芽を摘むということが出来なかった。簡単に言うと前にボールに触れさせない事を徹底してやってきた。
それが伏線かのように町田も中盤を複数にしてボールを回すやり方を敷いた。で、ドロー。連勝ストップ。
そして磐田戦の2-1の敗戦。同じく中盤複数で的を絞らせず、更にサイドチェンジなどを盛り込む。
失点はヤットのFKからの失点とビハインドで輪湖が前から取りに行った後のカウンター。特に2点目となるカウンターのその直前、前がヤットとのマッチアップで負けそのボールを運ばれ失点となる。

そして今日の下位に沈む松本戦での1-0の敗戦。前が何度となくプレスを受けボールロスするシーンが目立った。一番アレって思ったのはボール保持にかかっている時にジョルジーニョのプレスバックであっさり刈り取られたシーン。本人のコンディションがどうなのかは本人でなければわからないが、磐田戦でも起きた事と同じ事が起きてる事にゾッとした。
そして敗戦。

これはもう
各チームが前寛之対策をされている
と確信してしまうゲームだった。

ま、当たり前と言えば当たり前。
前寛之が
復帰してから勝ち続けているんだから、前寛之に仕事させなければ勝てると言う事。


という事は、ウチの対策としては2つ。

一つは前寛之を使わない。
単純に他のメンバーをボランチで使うという事。

もう一つは
ボランチに違う役目を持たせる

ということ。

今日一番ヤバいなと感じたのは、前寛之が最終ラインでプレーしていたこと。
それは惇が出ているとそういう最終ラインでやることが多々あるけれど、それはあえてプレスを避け尚且つキッカーとして割といいロングボールを後ろのラインからでも蹴れるから監督が彼の特徴的にやらせてた事。
ただそれは惇だからできるのであって、他のボランチの選手ができる事ではないから。
だけども監督は連勝中、惇に出場機会を多く与えてない。それはそういう戦いを志向してないから。
あくまで監督は就任会見で発言したように「アグレッシブ」な戦いを最優先で志向している監督だから。
ただ今日のような前寛之を潰したり、もしくはボール触らせないような戦い方を敷いてくると、困る。

そこで改めてボランチという役目を考えたい。
どうしてもボランチというポジションはゲームメイクする役目だったり、最終ラインの手前で相手の攻撃の芽を摘む役目が多いが、
J1のチームやあるいは海外のサッカーでは、

サイドバックだろうがボランチだろうがシュートコースが開けばゴールを狙うというのがスタンダードになりつつあるようだ。
それは敵陣に入ればアタッキングエリアでなくとも狙うという事。
理由はプレスがかかる前にワンタッチもしくはダイレクトでゴールに迫れる事。

但しこれがゴールになるかは確率的には低くなる。何故なら後ろから狙うという事は当然前に味方も敵も含めて人数がいることなる。いわゆる壁になる。だから物凄い弾道とコースを狙わない限りゴールにはならない。

だか、強引にシュートを狙うことでカウンター気味にボールをゴール前まで運ぶ事はできる。

勿論誰かがシュートモーションを起こした時点でこぼれ球やセカンドを狙う体制に入らなけばゴールの確率は上がらない。

ボールホルダーと同時に人が動く連動の攻撃もあれば、ボールが動く事に合わせた連動もあるという事だ。

そしてこれはリーグ戦が終盤になってきた時期においてはなかなか省エネの意味でも効いてくる、と勝手に思っている。

そういう意味では私は
ここからの戦いのキープレーヤーに、
重廣卓也 の名を挙げたい。

彼が出た試合は今シーズン未だ数試合しか見れてないけど、ゴール前に出るプレーとかだけではなく、常にゴールを意識しているプレーが大好きだし、必ずそういったゴールにダイレクトにプレーをしてくれるボランチだと思っている。またゴールも決めてくれると期待している。

また、前キャプテンにも泰志にもそういった役割を今後期待したい。

以上、アホの長い話にお付き合い頂きありがとうございます。

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