100日後に30歳になる日記(15)

◆5月1日

 毎月1日はファーストデーとかでどこの映画館も割引になるのでいそいそ向かった。人によっては連休真っ最中という人もいるからか、単に私と同じように割引目当てなだけか、ふだんより人が多い。家族連れ、夫婦、カップル……。

 一人カラオケとか一人焼肉みたいな、一人〇〇。私は人生の過半が一人ぼっちだったので大抵はなんともないが、以前、一人映画が出来ないという人に出会って驚いた。一人動物園とかならムリという気持ちがまだわかるけれども、映画なんて一人で観たって恥ずかしいことないだろうに。まあ、複数人で観たほうが終わったあと盛り上がれる映画があるのも確かだけれど。

 ただ、今日観に行った映画はたぶん一人で観るのに最適だ。

 九十分ほどで終了。体感時間はオッペンハイマーより長い。タイトルから想像できる通りの出来だった。途中で一回ツボってしまって笑いをこらえるのに必死だった。最高のアニマルホラーだぁ……。面白くないけど面白いという名状しがたい感情を発見できる稀有な映画。

https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refBook=978-4-334-10345-3&Sza_id=MM

  鮎川哲也というミステリの巨匠の短編集が、来月に光文社から出ることを知る。表題作にもなっている「夜の疑惑」というのは、「夜の挽歌」という春陽文庫にしか収録されていないレアな短編であり、なかなか読むことができない一作。それがようやく読めるようになるとあればファン垂涎の一冊だ。これはマウントだけど私は春陽文庫版で持っていて読んだこともある。鮎川哲也のほかの短編集になかなか再録されないくらいなので、出来はそんなに……という、短い倒叙モノだったと思う。春陽文庫版は今アマゾンでどれくらい高値かな~と調べたら12万円だった。光文社から出で値下がりする前に売ってしまおうか。
 鮎川哲也には上記のようなレア短編がいくつかあって、私は「海辺の悲劇」というのを読んでみたい。これもたしか文庫に一回しか収録されていない作品だった気がする。出来不出来じゃなくて、鮎川哲也の書いたものなら全部読みたいのだ。来月の文庫に併録されていたらいい。

◆5月2日

 twitterで構ってくれるゲイアカウントを見つけたのでレスバ。無事ブロックされて、相手になりすまして粘着行為をしてたら一日が終わった。同級生たちが出世やら結婚出産を経ているなかで、いったいあなたは何をしているのですか? やめてください。もう私は他人を攻撃することでしか人の形を保っていられないのです。

◆5月3日

 アニメ「BanG Dream! It’s MyGO!!!!!」を観た。近年私が観たアニメの中でも飛び抜けて良かった。みんな不要なネタバレを踏まずに観てほしい。作中歌、歌詞から曲が作られているように描かれているだけあって、詩心がとても強く籠もっており、どの歌も良かった。私は10話が特に好きだ。言葉が音楽となる、その原点を見るのは楽しい。今年の後半だかに総集編の劇場版と、来年には2期があるらしい。ぜんぶ観る。生きる理由がまたひとつ増えた。

 アークナイツ。

60連あまりでようやく初星6。最近ガチャ運があまりに悪い。アークナイツくん、お金ないのかな?

◆5月4日

ごはん!

◆5月5日

スマホのカメラ、撮った写真が牛丼か麺類しかない。

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