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最近の音楽環境は便利

今回は私がDTMでの作業をしている中で気づいた、テクノロジー及びWebサイトの進化により便利になった音楽環境について少し触れてみたいと思います。


まず前回の記事でも少し触れましたが「楽器.me」という国内最大の歌詞とコードの検索サイトというとても便利なサイトがあります。
これは自分が好きな曲とかコピーしたい曲の歌詞やギターとピアノのコードが無料で閲覧できる素晴らしいサイトです。

私がバンドをやっていた頃はコード本と言えば楽器店か本屋に行かないと買えず、しかもその月によって載っている曲が違ったりとかして、さらにはお金を出してわざわざ買ってもやりたい曲があまり載っていない時やコードが間違っていたりする事なんかもあったりするので私はあまり買った記憶が無いです。

それが今では家にいながら、もしくはスタジオに入っている時や駅で電車を待っている時など、いつでもどこでもスマホでポチポチするだけで、無料でギターやピアノのコードの情報が手に入るなんてめちゃくちゃいい時代になりましたね。

一時期ターミナル駅前のストリートでコピー曲を歌っていた時期もありましたが、あの時はギターの人と2人でやっていて私は歌うだけでした。
ギターの人は今ぐらいの寒い季節の夜の中、かじかんだ手で本のページをペラペラ捲りながらギターを弾いていました。
あの時代にこれがあればどんなに便利だった事でしょう。

ストリートギターの様子

楽譜、所謂いわゆるバンドスコアというたぐいの物(ギターやベースのタブ譜やドラムのドラム譜など)はそれこそ楽器店にわざわざ足を運ばないとまず手に入らない代物でした。
しかも若くてお金の無いギターキッズにとって当時約2、3千円はしたバンドスコアを購入する事はそれはそれは痛い出費であり、いざ買うという所に至るまでにはある種一大決心が必要でした。

スコアを読んでいても、音楽の基礎知識がしっかりあって読んでいる訳ではありませんでしたから、読めない箇所も出てきたりして行き詰まる事が多々あるのですが、インターネットやスマホなんて便利なツールもありませんでした(ネットはあるにはありました)ので、音楽仲間や雑誌からの情報でしかそれを補う事が出来ず四苦八苦しながら一生懸命覚えていったものです。

楽譜・スコア

とはいえ、今でも楽譜を完璧に読める訳では全然無いので、これからも勉強をしながらDTMを練習していこうという感じでやってます。
いくつになっても勉強は大事ですからね。

昔はそんなこんなで何かと手間やお金がかかって音楽をやるのも意外と大変な時代でした。
それが今やなんと楽譜もダウンロードで購入出来ちゃうという画期的な時代が到来してしまいました。
しかも昔に比べて値段も安く買える様になったのは驚きでした。

今練習曲としてやっている「可愛くてごめん」のドラム譜を購入した所なんと脅威の198円でしたw
一瞬我が目を疑いましたが紛れもなく198円でしたので迷わずポチりました。
あの頃を知っている層からしたら詐欺かと疑う程に値段設定が安すぎますよね?w

ちなみにこの「mucome」では楽譜データ、音楽データ、PDF教材、MP3教材、YouTube用カラオケ音源、YouTube用BGM音源などありとあらゆる音楽データがスマホやPCからネットでポチっと購入できてしまうという便利さがあります。
こちらの「mucome」はまさに音楽データのオールインワンという感じで、このサイト1つで有名アーティストの曲をコピーする時の教材やデータは全て手に入ると思います。

あらゆるデータが購入できます
検索機能がついているので欲しい情報に1発アクセス可能

下記に「mucome」のリンクを貼っておきました。


まだまだ他にも似たようなサイトがありますので、ご自身で検索してみるのもまたいいのかなと思います。

私が作業している中で一番驚いたと同時にとても参考になったのは、MIDI音源をダウンロードしてそれを教材として使える事でしたね。
打ち込みの勉強をするのにこれほど良いお手本はありません。

ちなみにこの「可愛くてごめん」のMIDIデータは先程紹介した「mucome」がピアノデータだけで440円、下に紹介している「ぷりんと楽譜」は楽曲の全ての楽器のMIDI音源が入っていて同じ値段の440円でしたので「ぷりんと楽譜」の方で購入してみました。

「ぷりんと楽譜」のMIDIデータ購入画面

ボーカル以外のサウンドは全て完成されていて各トラック毎にMIDIデータが入力されていますので、自分が入力した物と比べてみてどこが違うのかすごく勉強になりますし、読めなかった譜面もこうやって入力するんだ、とかこの音符や休符や記号等はこの長さなんだとか初心者の私には学びが一杯でとても楽しいです。

ちなみに購入の決め手は「可愛くてごめん」のMIDIデータは、こちらの方が沢山音源の種類が入っていて曲としての完成度が高いのに同じ440円という格安価格という点です。

ところで「MIDI 無料 可愛くてごめん」で検索すると「hamieNET.com」というサイトがヒットするのですが、英語のサイトで Chromeで翻訳をかけても日本語にならないのでなんて書いてあるか全くわからないのですが、どうやら無料でMIDIデータのファイルを配布しているサイトのようです。

こういった一見怪しいサイトは使わない様にしているのですが、無料だとついついダウンロードしてしまいそうになってしまいますよね。
しかしウイルスとかそういうのは恐いのでやめておく事にしますw


しかし今の時代はあらゆる音楽や映像のプラットフォームが沢山ありますので、どっちのコンテンツも無数に溢れていてクリエイター達も昔に比べたら格段に露出が増加していると予想されます。
それだけ世の中や世界中に認知される機会やチャンスがネットの中に転がっているという事でもあります。

特に今の令和の若い方々には是非とも頑張っていただきたいので陰ながら応援させていただきたいと思います。

ちなみに私がこの歳(結構中年のオバさんです)でものすごく強い影響を受けたのは、tuki.さんの「晩餐歌ばんさんか」とRakeさんが歌っている『100万回の「I love you」』という曲を同時に歌い、シンクロしているようで会話しているように交互に歌っている動画がTikTokに上がっているのですが、それがすごく美しくて魅了されました。

クリエイターとしては発表の場やマーケットがこれだけ増えたというのは、認知を広められるという見地からは、クリエイトしてそれを世に送り出す環境が昔と比べて格段に良くなったと思います。

ざっと無料でお気軽に始められるプラットフォームを5つ並べてみましたが、この他にサブスクリプション方式でのプラットフォームもいくつかあるので一応載せておきます。

今はYouTube等でスコアも、まぁ曲によっては演奏付きで、さらにはただで見られたりするので、ユーザーからしたらすごく便利で経済的にも優しいですよね。

ここまでお読みくださって誠にありがとうございます。
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それではまた次の記事でお会いしましょう。

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