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えいてぃーず・べすとIII

80年代の名曲たちよ集まれ!!


このコンセプトの中始まりました恒例のランキング企画です笑

昭和時代でもあり平成時代でもある80年代に世に放たれ今もなお褪せることなく僕たちの胸の中にある思い出の80’s。思えば70年代も日本語ロック論争、フォークソングを経て様々な音楽の幅が広がりましたが80年代は更に発展を遂げた時期になると思います。正直80年代をランキングにするのはいかがなものかという意見も分かるんです。時代的に見ても昭和から平成に変わったタイミングでもあるし同じ80年代でも80年1月に発表された楽曲と89年12月に発表された楽曲ではもう全く違う方向全く違うものになっている。
だからまぁランキングというのはあくまでお祭り的でお遊び的な楽しいビギナー感覚で、あくまで本質的な所は名曲を紹介したいって所にあります笑

あ、洋楽じゃなくて邦楽特集ですっ笑(いつか洋楽でもできたらいいね)

以前筆者の大好きな番組関ジャム完全燃SHOWに習い筆者が選ぶ最強J-POP21年史!と銘打って2000年から2021年までに発表された楽曲たちでランキング企画を行いました
(その時のブログがこちら→


そして今回はApple Musicの方でサブスクリプション解禁、すなわち配信を行ってる楽曲のみで構成されてます!

筆者の完全なエゴと独断と偏見、更には思い入れで選んだ30曲紹介致します!!笑
それぞれの曲にApple Musicのリンク貼っています。是非気になった曲があればお聴きになって欲しいです!本日は10位からすっ飛ばして行きます!

<第10位> TOM★CAT
「ふられ気分でRock'n' Roll」

1984年11月14日発売
作詞作曲 TOM 編曲 Light House

なんだか「エモい」という言葉が流行した時真っ先にこの曲を思い出した。単純に時間を経てそうなった訳ではない。ジャンルは80年代を風靡したテクノ歌謡にあたるであろう。ここまで感情を揺さぶられた要因には紛れもなく心通った温もりがあったからなのだ。シンセサイザーなどの機械音が中心音でありながら人間の暖かさが感じられたことでエモさが際立っている。

話はぶっ飛びますがRolling Stonesのカタログの中に「It's Only Rock And Roll(But I Like It)」という楽曲があります。歌詞を少し、引用させて頂きますが、その曲の中で繰り返し歌われる部分に“たかがロックンロール、でもそいつが好きなんだ”こういったフレーズがあります。どことなくそれを思わせるフレーズがあり、似ていてモチーフがここにあったのかな?と思ったりもします。(歌詞引用Wikipediaより)

<第9位> オフコース「Yes-No」

1980年6月21日発売
作詞作曲 小田和正 編曲 オフコース


美しい声、美しいメロディに隠された複雑で突飛なオフコースサウンド。「Yes-No」では歌い始める前に転調(この手法は「言葉にできない」でも使われている)する。
またギターソロに入る前に転調する名曲「愛を止めないで」なんかでも見せた転調マジックはとどまることを知らない。聴いていて「ん?」と思うこの違和感こそが心地の良いオフコースの美しいサウンドをつくっている。

いいの?と疑問形で投げかける所に関係性を伺わせてくれる。その疑問は君に対してのハテナでもあるし自分自身に対してのハテナも兼ね備えている。忘れる為にする恋がどれほど相手を、そして自分を傷つけるか答えを知ってるからであろう。

<第8位> 山下達郎
「クリスマス・イブ」

1983年12月14日発売
作詞作曲 山下達郎

この曲が世に知れてからいくつクリスマスを過ごしただろう?毎年訪れるクリスマスの中心にあったのがこの楽曲だ。この曲がある限りクリスマスという満点の回答が出ているテーマでオリジナルをつくるのは至難の業であろう。

曲の完成度が高すぎてなんでもない普段着としても聴けるところに達郎さんの凄みや完璧主義な一面が見られます。間奏部分で見られる「カノン」のハモですがよく聴くと何重にも重ねられていてる。達郎さん1人で何声も重ね様々な音域を賄っている。1つの作品に真心込めて誠心誠意向き合ってる証拠がいくつも散りばめられている。
時期を問わず達郎さんのコンサートではヒット曲である「クリスマス・イブ」を披露するポリシーにも共感できるものがある。

<第7位> 中島みゆき「悪女」

1981年10月21日発売
作詞作曲 中島みゆき 編曲 船山基紀

悪女っていうタイトルがついてるものの、
揺れ動く駆け引きの中で、強いふりをする女性がモチーフになっている。あの手この手で彼の気を引くあたり大女優だなぁと思いつつ、ボロッと出る「行かないで」という別人のような力のない声が妙にリアルで現実に戻してくれる。この声はつくられた・演じられた「悪女」からしか出せない。最近、あざといや小悪魔などといったジャンルが流行してましたが、あざとさだけじゃ演出できない根底の部分が描かれている。

日本語の美しさが顕著に現れる「ぽろぽろ」というフレーズは涙を流す際に放つ擬音の中で、1番情緒あるものに感じる。
「わんわん」や「しくしく」など擬音が変わることで涙の量や様子を想像できる含みが日本語にはある。

<第6位> KUWATA BAND
「スキップ・ビート (SKIPPED BEAT)」

1986年7月5日発売
作詞作曲 桑田佳祐 編曲 KUWATA BAND

これぞ桑田佳祐の真骨頂!
英語に聞こえる日本語ロック。ほんとに桑田さんの登場で色々と音楽業界は、いや日本は変わったと思います。78年サザンの登場で歌番組で歌詞がテロップで出るなんてという現代では当たり前が生まれた。仮歌の段階で出た音、インスピレーションを大事になるべく形を崩さない言葉を当てはめる作風はできたてホヤホヤなのだ。こう聴こえたからこう伝えよう、この遊び心が大好きだ。
(勿論、考えに考え抜いてつくられた歌詞も好きなのだが)

桑田さんの存在はいつの時代も必要な宝であり
この国が良い方向に向かっている瞬間も難しい問題に直面した瞬間も決して欠かせない日常の1つのピースであり、桑田さんがつくられる楽曲は置かれた場所で咲く強い花なのです。

<第5位> チェッカーズ
「I Love you, SAYONARA」

1987年3月5日発売
作詞 藤井郁弥 作曲 大土井 裕二
編曲 CHECKERS FAM.

後に解散する際に出場した最後の紅白歌合戦でも披露された名曲です。活動期間は12年ほどのチェッカーズ。ファッション性やアイドル性を先行的に捉えがちですが肝心の音楽性もどっしりしており編成も当時としては珍しいサックスプレイヤーがいるところもポイントであり、どの楽曲もサックスという楽器がキーになっている。

こんなに色気のある声を出せるのもズルイし男ならフミヤさんの何もかもに嫉妬してしまう‥笑
まずタイトルからして「I Love you, SAYONARA」なのだ。愛してるのに、好きなのにお別れ。ドラマみたいなんだけど案外、日常を生きる私たちにとっても身近なテーマであって人間、好きな者同士の集まりだけじゃ成り立たないことを伝えてくれる。


<第4位> 佐野元春
「ガラスのジェネレーション」

1980年10月21日発売
作詞作曲 佐野元春 編曲 佐野元春・伊藤銀次

1つの音符に無限大の可能性を詰めれる事が実際に証明した男です、佐野元春!と紹介させてください。80年代の日本の音楽は良い意味で転換期だったと思います。その中で前述にあるように同級生でもある桑田佳祐と佐野元春は突出していた様に感じる。二人とも型にハマらず日本音楽の幅を広げた功労者だ。少し前の時代であれば、日本語ロック論争なるものが議論されていたのちに、
「アンジェリーナ」と「勝手にシンドバット」が発表される。日本語と英語詩の融合は瞬く間に日本人の概念を変えた。散りばめられている英語詩がビートに乗って新たなニューウェイヴとなった。

佐野さんの歌詞の捉え方、言葉の捉え方が前面に出たNHKで放送されていた「佐野元春のザ・ソングライターズ」という最高の番組がありまして(様々なゲストを迎える対談形式のもの)是非そちらもたまぁ〜に再放送しますのでお見逃しなく!笑

次回予告!!

※全て筆者の独断と偏見でお選びしており、
解釈などは筆者の考えであり、
また違う考えをお持ちの人が居ると思います。
是非そちらの世界観のお話も伺いたいと思っています。

※なるべく自分の言葉で表現をしているつもりですが意見・批判等ありましたらお述べください…
また誤情報や誤字脱語があればそちらも…

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