04/奈良の可愛すぎる鍼灸師 花野 桃子

個人事業主になって今年で9年。
この9年で色んなことがありました。
今日はその中でも失敗談を一つ・・・

まず、鍼灸院を開業して驚いたことの一つとして
鍼灸が苦手、怖い、痛い、鍼は使い回し、お灸は火傷するもの
と思っている女性が多かったこと。

鍼は使い捨てだし、痛くない鍼もあるし
お灸は熱くないのになんでこんなイメージが悪いんだ!と驚きました。

鍼灸のイメージを変えたい!その一心で
お灸のセルフケア講座を開催してきましたが

ある時「鍼灸師って暗くてお爺さんがやっているイメージ」と
言われて、鍼灸だけでなく、鍼灸師のイメージも変えたいな!と思うようになりました。

そこから、どうしたらいいんだろう?と考えていたら
TVで井森美幸さんが
80年代のアイドルには視聴者に覚えてもらうために
皆キャッチコピーがあった!と言われているのをみて

それだ!キャッチコピーだ!と思いついたわたくし。
(ちなみに井森美幸さんのキャッチコピーは
「まだ誰のものでもありません」だそうです)


鍼灸師=暗いならば
面白いキャッチコピーがいいやん!と思ったので
考えたのが

奈良の可愛すぎる鍼灸師 花野桃子

奈良のってつけている所がちょっと控えめでしょ?


これをつけた時、これ面白いやん!
一人でゲラゲラ笑ってました。
とにかく本気で鍼灸業界のイメージを
変えたい一心で必死だったんです。

でも、これで変わったのか?と言われたら・・・
変わりませんでした。

このキャッチコピーをつけて私の周りで起きたことと言えば
・いたずら電話増えた
・しかもテレビ電話
・変態から電話がかかってくる様になった

私の予想では、女性のお客さまが見て
「あっこの人面白いな!サロン行ってみようかな?」
と思って頂くことだったんですが・・・

反応があったのは・・・
下心満載のおじさんばっかりでした。

半年ぐらいしてキャッチコピーを跡形もなく消し去りました。
(跡形もなく消し去るといたずら電話は無くなりましたよ)

今冷静に考えると、そんなキャッチコピーで
女性のお客様がサロンに来たい!と思うわけがないよなーと。

これで学んだことは、インパクトは、もちろん大事なんだけれど
キャッチコピーを作るなら


お客様になってくれる人に対して
「思わず行きたくなる!」フレーズが一番大事だなと学びました。
私はそこが解っておらず

ただ面白いってだけでキャッチコピーを作っちゃいましたね。

そうやって迷走してきて今があります 笑

キャッチコピーを作るなら

わかりやすくて、行きたくなる

そんなキャッチコピーを作ってみて下さいね


今日は、私の失敗談でした。

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