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【記録】主体的・対話的で深い学び まとめ

田村 学氏の原稿から要約 「主体的な学び」を実現する導入における課題設定と見通し 終末における振り返りに意識を向ける。 課題設定 実生活、実社会と繋がりのある具体的な活動や体験を行う。 見通し プロセスイメージとゴールイメージを鮮明に描く。 振り返り ・内容を確認する。 ・内容を関連づける。 ・内容を一般化する。 →学びの価値を実感する。 ・自己の変容に気付く。 →学びの手応えをつかむ。 「対話的な学び」を実現する多様な他者との学び合いの価値は、 ・他者への説明

    • 【本】「天才」は学校で育たない 汐見俊幸 ⑤

      要約終わり。この章には励まされた。 ・第5章 江戸時代までは身分に従って職業選択をする世の中だった。明治になると、日本は欧米に追いつくために、階級・階層的な人材政策を採らず、農民の中からでも、意欲と能力のあるものを社会の重要役職にリクルートするシステムを採用した。しかし、選択肢は少なく、努力が報われる若者は限られていた。 こうした状況が大きく変わったのは戦後、特に高度経済成長期である。新しい産業国家を作るため大量の労働力をリクルートするシステムが日本の歴史上初めて

      • 【本】「天才」は学校で育たない 汐見俊幸 ④

        要約続きです。落ち着いたらもう少し簡潔にまとめ直します…。 ・第4章 新学習指導要領ではアクティブラーニングを「主体的・対話的な深い学び」と表現した。「主体」とは自分が知りたいことを自分が主人公になって学ぶということ、「対話的」は他者をしっかりくぐって学んでいくこと、「深い」とはそれまでの知識と新しい知識がつながっていく心動かされる学びのことである。これを表面的にとらえて、挙手や発言など表面的なアクティブさだけあればよいと理解してはいけない。子どもたち自身の自由で豊かな

        • 【本】「天才」は学校で育たない 汐見俊幸 ③

          要約続き。上手くまとまってないかも。 ・第3章 生命を輝かせるために有効なのは生きることが面白いと感じられる体験をいろいろすることである。 その中から、本人が一生懸命模索していることを感じ取り、その模索のテーマの実現を周囲が手伝うことが教育の原点である。 生きる条件は違っても、与えられた条件、環境の中で、自分は幸せだと子どもたちが実感できる体験を工夫してつくっていく。 大人が諦めずに面白い世界を見せ続けると、はじめは意欲が低くても、やがて火がつくことがある

        【記録】主体的・対話的で深い学び まとめ

        • 【本】「天才」は学校で育たない 汐見俊幸 ⑤

        • 【本】「天才」は学校で育たない 汐見俊幸 ④

        • 【本】「天才」は学校で育たない 汐見俊幸 ③

          【本】「天才」は学校で育たない 汐見俊幸 ②

          要約続きです。 ・第2章 試験のための勉強なら塾で事足りる、社会性を養うのもスポーツクラブで可能であるなら学校は不要という意見もある。 社会の多様化によって、子どもたちの学びの動機も多様化している。学校で同じことを同じように学ぶことが意欲を奪う。また、子どもが選択する余地がないことに違和感を持つ。本来の学びの場とはどういった姿なのか。 学びの場は、一人ひとりの興味関心に沿って、教育機関を選ぶ私的なものであり、当然多様になる。そういう意味では私立学校が本来の学校の姿である

          【本】「天才」は学校で育たない 汐見俊幸 ②

          【本】「天才」は学校で育たない 汐見俊幸 ①

          汐見俊幸さんの『「天才」は学校で育たない』(ポプラ新書,2017)を読みました。悩んでいた僕に、恩師が紹介してくれた本です。章ごとに要約してみることにしました。 ■要約 今の学校は、「平均的な能力の底上げ」と、大人から見た「年相応の学び」のために、個別の可能性子育てを封印してきた。そのため、従来のシステムでは、新たな提案をする力を育むには不十分である。 ・第1章 近代の学校は、国民として育ってもらうという公的な目的のために運営されてきた。日本の近代化の中で学校が果たした

          【本】「天才」は学校で育たない 汐見俊幸 ①