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2023/12/02 合作杯(ミドルスクール)参加レポート

2023/12/02 合作杯(ミドルスクール)参加レポート 
                                                                                                ほむんくるす

※Magic; the Gathering以外のゲームの内容に多々言及するので、ご了承の上お目通しください。
  2023年12月1日、夜。私は悩んでいた。
 明日は合作杯で久方ぶりのミドルスクールである。昔とは生活環境が変わり、紙のマジックでの対戦そのものが今の自分にとっては貴重な機会である。それだけに今回の合作杯に対する期待度は高い。しかもミドルスクールのテーブルトップでの対戦としては個人的には初の機会である(名作杯を機に参入したもののその後時間が取れずプレイできていない。旧枠のエモいカードたちはなぜか日に日に増えている)。参加抽選を無事乗り越えたものの、何故かデッキが決まらないまま前日を迎えた。主に某ソーシャルゲームのイベントのせいである。

《ワームの咆哮//Roar of the Wurm》のワームに気持ち似ている気がするため、古戦場は実質ミドルの練習になるかも…とも思ったがとくにそういった事実はなかった。なお無事全勝した
似ている気がしなくもない

 名作杯で使用したコントロールオースや組みかけの青ストーム、いつのまにかパーツが揃っていた補充を横目に、悩んだ結果選んだのはエルフだった。

旧枠はいいぞ


 エルフを選択した理由の一つは、構築のハードルである《ガイアの揺籃の地//Gaea’s Cradle》と《適者生存//Survival of the Fittest》が各4枚、買ったまま長らくストレージの底に眠っており、細かいところを買い足すだけでデッキが組めたこと。そして、仮組みして回してみたところ、その適者生存をエンジンとしたクリーチャー主体のチェインコンボが非常に楽しかったこと。


参入障壁その1 当時3000円くらいだった記憶が
参入障壁その2。クレイドルはともかくいつサバイバルを買っていたのかがまったく記憶にない。ヴィンテージ用に買っていたのだとは思うが…

 もう一つは、錯乱した隠遁者でリストークン(森久保乃々)を並べればマジックとアイドルマスターシンデレラガールズを同時に楽しめて2倍お得ではないかと考えたこと。

多元宇宙在住・森久保乃々担当P(能力:森久保艦隊リストークン4体を召喚する)
森久保乃々(14) とても可愛い上にリス(の衣装)である


天啓を得た(大会前日深夜のテンション)

 筆者が錯乱したのかと思われるかもしれない。しかし、すでにデッキには「錯乱した」と自称する森久保乃々担当P《錯乱した隠遁者//Deranged Hermit》が3枚も積まれているのだ。追加で筆者が一人錯乱したとしても、大勢に影響はないと冷静に判断した結果である。

 以下、コンパニオン使用故の本名表示だったため対戦相手のお名前は記載せず、デッキタイプのみとする。記憶とメモが怪しいところがあるので間違っていたらごめんなさい。

1回戦 ゴブリン 後手
R1 当方マリガン。先手1T《ゴブリンの従僕//Goblin Lackey》、2T除去(モグの狂信者だったか?失念)からの横展開に何もできず負け。
R2 先手マナクリで相手のゴブリンの従僕を牽制するも、ブロッカーを兼ねたマナクリを《宝石の手の焼却者//Gempalm Incinerator》で除去され、そのまま従僕の攻撃を通してしまう。そのまま横に展開されてなすすべなく負け。今回最多勢力だった(かつ、上位占有率の高かった)ゴブリンの地力を初戦から味わう結果となった。

四半世紀ぶりくらいにこいつに殴られた。今見ても無茶苦茶なことが書いてある

2回戦 オース 後手
 R1,R2とも早期の《ドルイドの誓い//Oath of Druids》設置からの《火口の乱暴者//Crater Hellion》での全体除去に対応できず、更地になったところをそのまま後続に場を制圧され負け。
 R2についてはマリガンで《エルフの叙情詩人//Elvish Lyrist》を無理してでも探しに行き、オースを割ることができればまだ勝ちの目もあったのか?と反省。今回、クリーチャーでなく適者生存から探せないことを嫌って不採用とした《帰化//Naturalize》はやはり必要なのではないかと思い至る。(それはそうだ)


手酷くやられましたその1 かっこいい

3回戦 スレッショルド 後手
R1 相手マリガン。後手ではあるものの、初手《ラノワールのエルフ//Llanowar Elves》から始まり2ターン目には《絡みつく鉄線//Tangle Wire》と理想的な横展開に成功する。鉄線で場を膠着させている間に展開し、適者生存の設置から《クローサの拳、カマール//Kamahl, Fist of Krosa》着地と全体パンプまで繋げて勝ち。
R2 相手トリプルマリガン。鉄線で場を縛り、その間にクリーチャーを揃えて錯乱した隠遁者まで繋げて勝ち。


使い方を会場行きの電車の中で勉強した(ネメシス発売当時はマジックをプレイしておらず)。
こんな強かったのか

4回戦 リアニメイト 後手 
R1 当方マリガン。早期の適者生存設置からクリーチャーを横並べして勝ち。お相手は色事故だったようだ。
R2 相手初手《納墓//Entomb》からの《隆盛なるエヴィンカー//Ascendant Evincar》登場で場を薙ぎ払われて負け。あったなこんなカード。

手酷くやられましたその2 かっこいい(2回目)

R3 お相手マリガン。展開するもやはり早期のオース設置からの隆盛なるエヴィンカー着地までにこちらの展開が間に合わず負け。
《エルフのチャンピオン//Elvish Champion》でP/Tを底上げし、隆盛なるエヴィンカーの能力に対抗するルートが完全に頭から抜けていたことが(速度的に今回のゲーム展開に間に合っていたかどうかは別として)明確なミスポイント。反省。

サイドボードプランはとても大事

5回戦 スタイフルノート 後手
R1 相手マリガン。相手2ターン目に《ファイレクシアン・ドレッドノート//Phyrexian Dreadnought》着地→《幻視の魔除け//Vision Charm》と動かれて触れずに負け。

でかくてかっこいい(マナコストは軽い)

R2 相手2マリガン。こちらは適者生存こそ置けないものの、地道に1/1や2/2のクリーチャーたちを並べ、こつこつライフを削って勝ち。
R3 当方マリガン。早々に《火薬樽//Powder Keg》を設置され、返しのターンでこちらがキャストした《ウークタビー・オランウータン//Uktabi Orangutan》 は《目くらまし//Daze》で打ち消されてしまう。以降はカウンター1個の乗った火薬樽の前に手札に溜まる1マナクリーチャーたちを握ったまま、そのうちにドレッドノートに着地され負け。オランウータンを出すタイミングが適切ではなかったのではないか(そもそも火薬樽に打つのが正しかったのか)、火薬樽の起動を釣るために最低限の1マナを並べこつこつ動くプランは無かったか、ロングゲームと使いまわしを意識してサイドから《起源//Genesis》を合わせて入れておくべきだったのではないか、というところが反省点。

当時も地味に高かった気がする。再録禁止

 1-4まで負けこんだことと、時間的にも厳しくなってきたので予選があと1ラウンドあるところで残念ながら撤退。ぼこぼこにされた隆盛なるエヴィンカーと火口の乱暴者を会場であるTokyoMTGさん(秋葉原新店舗)2階の販売フロアで購入し帰宅。

手酷くやられたがそれはそれとしてとてもよい。
古いカードも在庫豊富な東京MTGでカードを買おう

 主催の添削さんとnayanabeさん、企画・スタッフの皆様、東京MTG様、対戦相手の皆様ありがとうございました。とても楽しかったです。

 デッキ自体は、乗り手が不慣れで実力を引き出せていなかっただけで、地力自体は高いと感じた。何はなくともクリーチャーを横並べすることろからデッキが動くので、スイーパー(および、今日は結果的に出されることはなかったが、継続的な火力源である《マスティコア//Masticore》など)に対する対策は真面目に考えないといけないようだ。メタゲームブレイクダウンを見ても、オースは大会に出れば少なくとも一度は当たるものと考えておかなければいけないだろう。

当時トップレアでとても買えなかった記憶が。かっこいい(4回目)

 そういえば一度も先手を取ってない。錯乱していたからか?錯乱していたのが悪いのか??(もっと森久保を並べて遊びたかった…)
そもそもDiscordのミドルスクールサーバーに入れていただいてはいるものの全くいけていない(ので当然ながら普段対戦する面子というものがそもそもない)こと、対戦相手の方やご紹介・ご挨拶いただけた方と十分にお話しできなかったのが残念ポイント。今度は名刺兼ネームカードを作って持っていけば良かったかなと。
 やはりミドルスクールは楽しいし、古いカードを眺めているだけでも良いので、今後もプレイしていきたい。ここしばらくはデジタルではMOとアリーナを少しずつ、紙はミドルとヴィンテージあたりでのんびりやるのが良さそうではある。レガシーとかモダンも好きなのだけど、紙で追い続けるには個人的な対戦機会が乏しいのに環境変化が速すぎる。ヴィンテージの環境変化も最近は早くて大変だが。そして控えるモダンホライゾン3。

2024年第2四半期発売予定。嫌な予感しかしない

 さてマジックのモチベも上がったし、

仕事始めじゃないんだぞ

 次の古戦場の準備でもするか…。
(正月早々の日程が確定しており頭を抱えている)

おわり

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