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怖い

4月24日付けの読売新聞の朝刊 人生相談に「黙とうせぬ同僚 不愉快」という記事があった。

男性の方が、3月11日の東日本大震災の黙祷の機会に、同僚が黙祷を行わなかったと相談したのです。

そこでライターの最相葉月さんは

女性を失礼だと怒っていることに関してこう述べています。

部屋を出ていった彼女気になって仕方なかった。ふだんからデリカシーがないことに苛立っていた。よし新聞に投書してやろう。そんな気持ちで黙とうしていたことは、亡くなった方や遺族に対して失礼にはあたりませんか。

これは、耳が痛いと感じます。私自身もその場にいたら投書の男性のようになるかもしれない。相手に伝える伝えないでなく、心に浮かぶかもしれません。

我々は自分の視界や常識に囚われがちです。記事で最相さんは、もしかしたらその女性は人前では黙祷しなくても隠れて行なっているかもしれないと言っています。美醜のあり方は人それぞれ、自分の価値観にとらわれる怖さを感じます。

他人の過失をみるなかれ。他人のしたことと、しなかったことを見るな。ただ、自分のしたことと、しなかったことだけを見よ。(真理のことば 50)

ブッダは的確です。自己を見つめる。さすればこのような苦しみには出会わない。

今までの人生を振り返りつつ…

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