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チーム・身近な人へのものがたりとは

「身近な人に伝えたい想いがあっても、距離が近いからこそ伝えるのが気恥ずかしい」「相手が子供で、伝える手段が限られている」そんなことは、ありませんか。

ライターやイラストレーターが集まるチーム「身近な人へのものがたり」は、インタビューで汲み取ったあなたの想いをベースに、身近な人に想いを伝えるための本を制作・販売します。制作をまるごと依頼するプランと、クリエイターとして一緒に本を制作するプランを準備しています。

今回、2024年2月に予定している本サービスのリリースに向けて、発起人の久保みのりから、このサービスに込めた想いを紹介させていただきます。

発起人・久保みのり
奈良県出身、兵庫県在住。製薬メーカー研究職から、妊娠・出産を経てフリーライターに。主に、インタビュー記事とシナリオを書いている。人間と仕事とビールが好き。

Xnote

最初の構想ができるまで

取材を始め出会ったのは、拾いきれない語り手の物語

2022年の冬に、初めて取材をしました。

それまでの私は0歳児のお世話に必死で、大人と話す機会がなく、自分の見ている景色がすべてでした。だからこそ、見ている景色を共有してもらえる取材が、すごく楽しくて。浮き足立ってインタビュー記事を書き始めたんです。

2023年の春ごろ、初めてお仕事で取材をしました。

依頼主の期待に応えるのが、仕事として記事を書くということ。情報をまっすぐ読者に届けるために、関係のない話は記事に盛り込まないようにします。すると、読者が知り得ない語り手の物語が、私の中に残るんです。

仕事としてインタビュー記事を書き続けていると、「拾いきれない物語があるのはもったいない」と思うようになりました。そこから、何か自分にできることがないか考え始めたんです。

そもそも、語り手がつながりたい人って誰だろう?

私の仕事がら、キャリアについて取材することがあります。一部の取材では「子供との時間を作るために働き方を変えた」「パートナーの負担を減らすために収入を上げたい」とおっしゃる方がいました。

そこで、身近な人とのつながりを強くするために頑張っている人が多いのかもしれないと想像したんです。私も、誰にも気兼ねなく子供と一緒に過ごせるように、会社員からフリーランスに転向したので。

では自分に何ができるのか、身近な人とのつながりを強くできるサービスって何だろうかと考えました。その結果、まずは自分がほしいものをつくってみようかなと。

私は、私と家族とのつながりを強くできるような物語をつくってみたい——。これが「身近な人へのものがたり」の原点なんです。

どうして「ものがたり」を選んだのか

人と人のつながりを強くしたいなら、手紙でもいいんじゃないのか。ここまで読んだ方は、そう思うかもしれません。でも、私は物語を選びました。単純に、物語の持つ力を信頼しているからです。

私は、物語から多くを学んできました。「知らない人についていっちゃダメよ」と言われるよりも、「知らない人についていった結果どうなったか」を教えてくれるミステリー小説の方が、よっぽど説得力がありましたし。

何か想いを届けるとき、具体例がセットになっていると強いと思ったんです。私は、オーダーメイドでインタビュー記事と物語を両方書くサービスを始めようじゃないか。どんどん具体化する構想にワクワクが止まりませんでした。

チーム・身近な人へのものがたり になるまで

人と一緒だから頑張れる・質を高められる

構想が具体化するとともに、「夫と娘に想いを伝える本を作る」とあちこちで言いふらしていた私。つくりたい本の内容はある程度決まっていたので、「いつ始めようかな」と気軽に考えていたんです。

それなのに、いつまでも始められなくて——。なぜかというと、1歳の娘に伝えるなら「絵本」をつくる必要があったからです。絵を描くハードルが異常に高く、後回しにしてしまったんだと思います。

「このままだと、いつまでもできない」そんな気持ちで、新しい仕事に挑戦しました。クリエイターが集まるコミュニティを運営する仕事です。チームで何かをつくること・ビジョンに共感してくれる仲間を探すことが当時の目標でした。

そして、4ヶ月の任期中にチーム・身近な人へのものがたり を結成して、2つの作品の制作に着手できたんです。「人と一緒だから頑張れるし、互いにフィードバックしあえて制作物の質を高められる」そう感じずにはいられない期間でした。

「ものがたり」を、より特別な体験にするには

最初の2作品は、私から家族への想いを反映させた絵本「ボタンをかけちがえたら」と、チームメンバーのわかさんから子供たちへの想いを反映させた絵本「わたしのとくべつないぬ」。(今月中には公開予定です!)

私は「ボタンをかけちがえたら」のシナリオに、わかさんは「わたしのとくべつないぬ」のイラストに想いを込めました。限られた時間の中で絵本を制作するために、私もわかさんもクリエイターとして制作に参加したんです。

実際にやってみて、この「想いを伝えたい人が制作に参加するスタイル」を気に入りました。自分がつくった作品で身近な人に想いを伝えられるって、すごく特別なことなので。

だから、本サービスには制作をまるごとお願いするプランと、クリエイターとして一緒に制作するプランを設ける予定です。つくる本は絵本に留まらず、詩集やエッセイ、漫画でもいい。気になる料金体系や報酬設定は、のちのち発信していきます。

チーム・身近な人へのものがたり はいつでもあなたを受け入れます

現在、チームにはあらゆるスキルを持ったクリエイターが集結しています。「スキルとスキルがかけ合わさったら、どんな化学反応が起きるのか」みんなそれぞれが、ワクワク・うずうずしている状態です。

まるごと制作を依頼してくださる方には、どんな作品が生まれるのかわからないドキドキを提供します。一緒に何かつくってみたい方とは、企画の壁打ちから販売まで伴走することで、つくる喜びを分かち合いたいです。

ここで「私なんかが関わっていいのかな」と思う方へ。最初は誰だって素人です。もしスキルに自信がないのなら、まずは自分のために、身近な人とのつながりを強くする作品をつくってみませんか?

私たちは、いつでもあなたを受け入れます。つくりたいもの・やってみたいこと、気軽に教えてくださいね。サービスリリースは2024年2月を予定していますが、ご相談はいつでも大歓迎です!

kubomi.san.3@gmail.com あるいはXのDMまで📩


アイキャッチ画像:まりりん
文:久保みのり


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